高松から車を走らせること1時間半。
剣山から流れる清流貞光川沿いにそのアウトドアガイドTripはあります。
この時点で既に、ここには気持ちのいい空気が充満している。
所狭しと並べられたアウトドアギアや本や小物たち。
自然から導き出された究極の用の美は見ているだけで気持ちいい。
ここを主宰する牛尾さん。モンベルのスタッフを経て独立。
雪山から川、山、シーカヤックまで、ありとあらゆる日本中のフィールドを駆け抜けて定めたベースは徳島県だった。
眼下には貞光川の清流。梅雨で増水していて本当に綺麗。純粋なエレメント。
この日は下流に下り大河吉野川を下ることに。
カヤックの聖地である四万十などとは違い、完全に貸し切り状態。
水面に映る阿讃山脈が美しいシンメトリーを描く。
カヤックもいいけど、最近のオススメはスタンドアップパドル(StandUpPaddle)通称 サップ(SUP)川でやるのでリバーサップなどと呼ばれます。
空気で膨らませたサーフボードみたいなものの上に乗って漕ぎます。
立てるのでバランス感覚や体幹も鍛えられ、まるでヨガをやっているような不思議な乗り物。
大歩危でホワイトウォーターのガイドをもこなす村上君。
このぐらいの流れは彼にとっては目を瞑ってても下れるでしょうw
勿論持込でも。高松の美容院MUKUのオーナー後藤君。
たとえどんな清流でもライフジャケットは必ず着用してください。川は海よりも水難事故は実は多いので。
四国三郎吉野川。悠久の大河をのんびりと下ります。途中何箇所か瀬があってスリルも満天。
途中で無人の川原に上がって休憩するもよし。全ては自由です。この開放感は言葉では言い尽くせない。
是非体験して欲しい。瀬の写真は自分もカヤックで下ってるのでテンパって撮れてないですw申し訳ない。
ちなみに僕は川を下りながらの流木集めが趣味。無人の川原で木の死体を拾うのはなんとも言えない不思議な気持ちになります。世界の終わりのような。たまに本物の動物の骨が拾えることも。
この日は8キロほど下ってサクッと終了。
だって早く帰って飲みたいからwそれでも日常から離脱するのには十分な数時間でした。あの時の光、水の冷たさ、瀬のドキドキ感。高い空。人工物が目に入らない世界。これでまた、明日から生きていける。
この日は最後に清流貞光への飛び込みも慣行!これがめっちゃくちゃ気持ちいい。よく見る光景だけど実際やってみて欲しい。是非。僕は最近実は撮影中に怪我が続いたりと不運が続いてたのですが、これで憑き物が取れた気がしました。完全に生き返った!
終わったら牛尾さんの歴戦の話を聞きながらだらだら飲むもよし。瀬戸内海から太平洋、珊瑚礁から雪山まで、まだまだ四国は楽しめる、全てのフィールドがあるねって結論に落ち着くw
是非行って、見て、体験して欲しいです。
四国の箱庭のような碧き自然は、人と遊ぶのを待っていると思うから。
Trip
徳島県美馬郡つるぎ町貞光字皆瀬川向122
http://www.trip-yoshinogawa.com/