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大将と女将が素敵!宇和島の郷土料理を存分に楽しめる老舗「割烹 田中」【宇和島市】

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《愛媛》四国の最果て。要塞集落外泊。

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2015.6.24 

100%高知の木材。モクメン工場へ、ようこそ。

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木毛」と書いて「モクメン」と読む。
それは木のヒゲのようなもの。

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大切な商品を優しく包み込む緩衝材として、昭和40年代頃まで盛んに利用されていました。しかし、昭和50年代になると、いわゆる「プチプチ」といった石油製や化学製の緩衝材が台頭を始め木毛業界は衰退の一途に。かつて日本中にあった木毛工場は激減し、現在専業工場は全国に2社しか残っていません。そのうちの1社がここ高知にあります。土佐市にある戸田商行さんです。

木毛づくりの原動力は変わらぬ思い。

もともと山林関係の仕事を手がけ、山や木に深い愛着を持っていた先代社長が昭和36年に創業した戸田商行さん。創業当初から質の良い高知県産木を使い、高品質な木毛を作るのが先代社長のこだわりで業界が低迷をはじめてもそれは一切揺るぎませんでした。「品質の良い木毛を作ることで、生産者さんが思いを込めて作った商品を優しく包み、それを手にするお客さんにも喜びを感じていただけたら」この思いが今も木毛づくりの原動力だと言います。

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工場の敷地に山積みにされた木材は高知産のヒノキやマツやクスノキ。建築用資材にならないものや、山の環境を改善するために切られた間伐材などが利用されます。使用用途によって木の品種が選定され、例えば弾力があって香りが少ないマツは贈答用の果物など食品の緩衝材向き。逆に香りが強いクスノキは、防虫防臭効果があるのでシューズキーパーなどに利用されます。

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皮を剥ぎ、節などを避けて30センチほどに木をカットしたら、工場の中央に鎮座する四角い機械へセットします。それが木毛を作る専用機械です。

今も現役。堂々たる木毛製造機。

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竹川鉄工社製のWA型木毛製造機。日本製の木毛製造機はめずらしいものだそうですが、戸田商行さんは創業時にこの機械を導入。以来、50年以上自社でメンテナンスを続け、今も6台が現役で稼働しています。

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機械が動きはじめると「ガシャン、ガシャン」と重厚な機械音が一定リズムで響き始めます。木毛を作り出すのは2つの刃。まずはクシのような形をした刃が木の表面に細かい溝を付け、そこをストレートの刃がカンナのように削ることで約2㍉幅の木のヒゲが生まれます。

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機械には専門の職人さんがついており、余すことなく削れるように時折木のセット方向をチェンジ。

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工場内には木屑がまるで粉雪のように舞っており、角や溝に積もっています。

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木屑をまとった機械に書かれた数字。これは今日この機械で作る木毛の量を書いているのだそう。戸田商行さんでは1日に1トンの木毛が生産されています。

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削られた木毛は機械の背面に出てきます。でも、まだ完成ではありません。このままでは木毛に水分が残っており、緩衝材として必要な弾力が不十分なのでしっかりと乾燥させます。乾燥機に使われる燃料は工程で出た廃材を利用。木毛はエコなんです。

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木の皮剥ぎから乾燥まで、緩衝材にこんなにも工程を踏むのか…と驚かされますが、これこそが戸田商行さんが創業からこだわり続けてきた仕事なのです。出来上がった木毛はハリとしなやかさを併せ持ち、触れたものをふわりと優しく包み込みます。また、漂ってくる香りも魅力。懐かしさを覚える爽やかな木の香りは何度も深呼吸して楽しみたくなります。

たとえ日本最後の木毛屋になろうとも。

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現在、取締役として会社の先頭に立っているのは平成4年に嫁いできた戸田実知子さん。「嫁ぐまで木毛の名前も知らず、その工場が高知にあることも知らなかった」と言いますが、先代社長や工場で働く職人さん達のこだわり、そして木毛そのものの魅力に触れて「守っていかなければ」という強い使命を感じています。

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木毛は緩衝材としての利用がメーンですが、実知子さんは「もっと身近なところで魅力を感じてもらえたら」とざまざまな製品を考案。吸湿と防臭効果に優れたクスノキの木毛を土佐和紙の袋に詰めたシューズキーパー、リラックス効果の高い香りを持つヒノキの木毛を使った枕用アロマシートなど、それらには女性ならではの視点が活かされています。また、50年以上にわたって現役である木毛製造機が「カッコいい」「ジブリの世界に来たみたい」と評判を集め、工場見学ツアーもスタートしました。

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衰退産業と言われるなか木毛屋として新たな挑戦に孤軍奮闘する実知子さん。その心には一つの大きな思いがあります。

「日本最後の木毛屋になっても続けていきたい」

この記事を読んでくださっている方のなかに小売やショップ関係の方がいらっしゃったら、ぜひ一度木毛に触れていただきたいです。商品を優しく&しっかり包むのはもちろん、箱を開けた瞬間に広がる豊かな木の香りはきっとお客さんに喜んでもらえるはず。プチプチを潰すのも楽しいですが、やっぱり自然素材の木毛のほうが温かみを感じます。なによりこんな良いもの、なくしちゃいけませんよ!

ノスタルジックな工場。ぜひとも見学へ!(写真撮影:井戸宙烈/studio.ZONE V)

ノスタルジックな工場。ぜひとも見学へ!(写真撮影:井戸宙烈/studio.ZONE V)

有限会社戸田商行

土佐市本村580
電話 088-855-0426
http://www.toda-shoko.com
(商品、工場見学についてはお気軽にお問い合わせください)

土佐市本村580

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