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ザ・徳島の食卓!すだちを収穫しに行ってきた

今年もやります「第2回コラボグランプリ2013」

2013.10.12 

ザ・徳島の食卓!収穫したすだちでポン酢仕込み

使っても使ってもたっぷりあるすだち

先日収穫してきたすだち。密閉袋に入れて冷蔵保存をすることで1ヶ月近くは持つとのことですが、秋刀魚にもかけたし、冷や奴にもかけたし、風味が落ちてしまうのもいやだし、今年もいっちょやりますかと重い腰をあげてポン酢づくりに着手することにしました。参考にしたレシピはこちら(すだちポン酢|COOKPAD

少しずつ色が黄色っぽくなってきたすだち、急げ〜。その数30個ぐらい。

少しずつ色が黄色っぽくなってきたすだち、急げ〜。その数30個ぐらい。

絞るときのコツ&すだちビギナー必見のカット方法

さて今回は果汁を使うので30個のすだちたちを絞るわけですが、こちら皮が固い上に実が小さいので手で絞るとなると力が入れづらい。すだちやシークァーサーなどの小さい果実のための絞り器などもあるようですがこのためだけに買うのももったいないような…。そんなときは騙されたと思ってすだちの実を耐熱皿に入れて電子レンジで30秒ぐらい温めてみましょう。皮がやわらかくなって絞るのも楽ちん、たくさんの果汁を絞ることができます。※温めすぎると風味が落ちます。数秒ずつ温めてくださいね。


そして必見のカット方法!と偉そうな小見出しをつけてみましたが、すだち王国徳島に入国したてのビギナーが間違いがちなのがすだちの切り方。かくいうわたしも当初は「あれ、どっち向きに切ったらいいんだっけ?」と頭にハテナが浮かぶこと多々。すだちの切り方は“実を横にして真ん中をカット”です。これで断面がきれいな放射状に。

グラフィカルな断面図。種なしも開発されているそうですが種ありのほうがおいしいとのこと。

グラフィカルな断面図。種なしも開発されているそうですが種ありのほうがおいしいとのこと。


絞るときは受け皿の上にザルを重ねて絞ると果汁と種を分けることができます。種と皮は捨てる前に、不織布に入れてお風呂に浮かべても良さそうです。そうこうして絞ったすだち果汁の総量なんと170ml!あんなにたっぷりあったように見えたすだちも果汁だけをとりだしてみると少なく感じます。ああ高級品。

きれいな黄色。これだけ絞ると台所が爽やかな香りに包まれました。

きれいな黄色。これだけ絞ると台所が爽やかな香りに包まれました。

ぐつぐつ、火にかけます

果汁がとれたら8割完成したようなもの。お鍋にレシピの分量で果汁、しょうゆ、みりん、酢、昆布を入れて火にかけます。ぐらっとしたら、昆布をとりだして火をとめ、かつお節を入れて冷めるまで置きます。最後にざるで濾して保存瓶に入れたらできあがり!できたては酢がキツくえぐみも少しありますが、お鍋の季節の冬まで冷蔵庫で寝かせることでまろやかな風味のポン酢に。自然のサイクルは本当によくできているなあと思う瞬間です。

瓶に入れたら一気にそれっぽく。今回の分量はしょうゆ、みりんが170ml、酢が85mlでした。

瓶に入れたら一気にそれっぽく。今回の分量はしょうゆ、みりんが170ml、酢が85mlでした。

その他おすすめの保存の仕方

うれしいけど、おいしいけど、たっぷりありすぎて使い切れない!そんな場合、神山のおかあさんたちはペットボトルに絞った果汁を入れて冷凍しておくといいます。ペットボトルごと流水にさらして溶かし、冬には即席のポン酢を、春には田舎寿司(ちらし寿司のようなもの)に穀物酢とともに混ぜて使います。少量ずつ使いたい場合は製氷皿に果汁を流し込み、ラップをして冷凍保存が便利。夏の暑い時期に氷の代わりに炭酸水にひとかけら入れるとあっという間にすだちサイダーのできあがり。ぜひお試しください。

サイダーも冷えてすだちの香りもして一石二鳥な夏にぴったりな飲み物。来夏ぜひ。

サイダーも冷えてすだちの香りもして一石二鳥な夏にぴったりな飲み物。来夏ぜひ。


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