畑での収穫の様子は前回の記事をごらんください。
出荷できる状態へ仕上げよう
ところかわって作業場へ。まずは1束1束、若葉や生育途中だった葉っぱをとってきれいな葉だけを残していきます(写真左)。これらの葉は痛みやすく、輸送の最中に黄色くなってしまうのを防ぐための作業なんだそう。葉っぱの選定が終わったら、出荷用に1束210グラムで結束していきます。専用の機械にセットして、なるべくきれいに揃えてハンドルを下ろします(写真中)。がっちゃん、という小気味のいい音がしてテープがぐるりと巻かれます(写真右)。
機械についているカッターでシールを切断したあと、余りの部分を巻き付けると見慣れた形に。

おおお〜、商品だ!

腰が入っていません(決して恐い機械ではない)
まとめたほうれん草の根っこを、専用のハサミで切っていきます。

この根っこがなかなか固い
そして根っこについた土を水で洗い流し、立てかけたコンテナで乾かします。これでやっと出荷準備万全に!
この一連の作業を、この農場では夫婦2人で1日30コンテナ、翌朝のセリに間に合うように出荷しています。
穫れたてほうれん草を食べながら生産者との交流
最後にJA徳島市のお母さんがつくってくださったほうれん草づくしのお昼ごはん(上から時計回りに、白和え、ベーコンバター炒め、おひたし)を食べながらほうれん草の食べ方や、保存の仕方について生産者の方と交流をしました。

これにさらにおなじ土で収穫されたお米と、ほうれん草のお味噌汁がつきました
調理方法について参加者からあがった声でいちばん多かったのはお浸し。その他ごま和え、白和えと続き、キッシュやシチュー、パスタなどの洋食でも万能、また色味がいいので卵やトマトなどとお弁当に入れるなどという話で盛り上がりました。ちなみにほうれん草を長持ちさせるよい保存の仕方は、”濡れ新聞にくるんで冷蔵庫に入れる”こと。これで1週間ぐらい持つそうです。
栄養価が高いだけでなく、血圧を下げたり、ガンを予防するのにも効果のあるほうれん草。その日の夜にはじめて食べた”朝穫れのほうれん草”は、いつもよりしゃきしゃきしており土の風味さえも愛おしくなるような四国大陸体験でした。
34.069156,134.483213