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新しい生き方をつくる、四国の女子がおもしろい! 「四国女子会」レポート

11月23日奉納。400年の伝統を受け継ぐ土佐最古の神楽「池川神楽」

2015.11.10 

大蛇伝説の残る池山池ー室戸市の第26番札所「金剛頂寺」奥の院~池山神社~

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「池山さん」への道のり

まだまだ残暑厳しい10月初旬のこと。
室戸では「池山さん」として親しまれている、第26番札所「金剛頂寺」奥の院~池山神社~へ登って来ました。
この日は池山さんのお膝元、室戸市元(もと)地区から、秋の神祭前に御挨拶に行かれる地元の皆さんに同行させていただきました。今は春と秋の年2回、神祭前に足を運ぶだけになったそうですが、ひと昔前までは、干ばつが続くと池山さんに集まり、歌や踊りを奉納して雨乞いを祈願したそうです。

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写真提供/白井 孝明

山頂までは標高537m、片道約3km、健脚で2時間~2時間半の行程です。
先導してくださった地元の方が、蜘蛛の巣や足元の草木を掃ってくれたあとに続きます。

猪や鹿など動物の気配が色濃い山道を標高450mぐらいまで一気に登ったら、その先はなだらかな尾根伝いに山頂を目指します。
室戸の産業としても知られる【土佐備長炭】に使用される樫の木が生い茂る雑木林を進みます。

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写真提供/白井 孝明

山頂付近からは太平洋を臨むことができます。
山道を一気に登って、ほっと一息つける瞬間。

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写真提供/白井 孝明

 

雨の後にだけ現れる幻の池

山頂から少し下ると、目の前になみなみと水を湛えた池山池が現れます。

写真
いつもは干上がっていて、草むらか運が良くても湿地程度だというこの池。
この日は、何度も訪れたことがある地元の人でさえ、「ここまで水があるのは初めてかも」と口を揃えるほど見事な、正真正銘の“池”としての姿を見るとことができました。
水面下の植物は水草ではなく、普段は陸地に生えている草が水に浸かっている状態なんだとか。
何とも不思議で美しい光景です。

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写真提供/白井 孝明

この池には、室戸市史にも記されている『池山物語』と言う伝説があるそうです。
~長宗我部の時代のこと。
 この池に訪れた猟師が、池に鴨を打ち落としてしまった。
 その鴨を取りに、短刀をくわえて池に入ったところ、うっかり短刀を池の中へ落してしまった。
 すると、その短刀に恐れをなした池の主の大蛇が、水柱と共にどこかへ逃げて行った。
 主の居なくなった池は、そのあと水が枯れてしまったそうな。~
話の大筋はこんな感じですが、短刀を落としたいきさつや、大蛇の行方、その後の話などは、諸説あるようです。
この日ご一緒させていただいた地元の方の中には、短刀を落とした場所だけ草が生えないと教えられたと話す方も。

「池山さん」の名で親しまれる池山神社

池の写真中央、浮島のように見える所が池山神社です。
ぐるっと歩いて回ると、丸太の橋が神社へといざなってくれます。

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写真提供/白井 孝明

地元の皆さんは慣れた手つきで掃除とお祀りの準備を整えます。

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写真提供/白井 孝明

真新しい紙垂(しで)の白さが映えます。

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写真提供/白井 孝明

祝詞(のりと)のあとの直会(なおらひ)、皆さんのお弁当の美味しそうなこと!
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地元の慣わしなのか、神社に来るのは男性ばかり。
女性はこうしてお弁当を作って持たせ、おきゃく(宴会)の準備を整えて主の帰りを待っていることでしょう。
こうして連綿と続いてきた地域の繋がりや行事を垣間見るにつけ、先人への尊敬と感謝の念に堪えません。
このあと、神祭のために榊を切り出して帰るという地元の皆さんより、一足先に下山しました。
キノコ
登りは付いて行くのに必死で、足元を見る余裕もありませんでしたが、帰りは道中を楽しむことができました。
落葉の中や木の下など、あちこちにカワイイきのこが顔を出し、走り去る鹿の姿も見えました。

単独で訪れた強者もおりましたが、初心者にはおススメしません。
あと、夏場は蛇の巣窟だとか・・・
「室戸 池山」で検索すると、ブログなどで詳細なルートをUPされている方もいらっしゃいますので、参考になさってください。

四国裏観光ガイド 1234567891011121314151617181920212223


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