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川めぐり山めぐり-5.
ほう ほう ほたる こい

「星降る砂浜美術館★砂と光のアート展」

2013.6.10 

升形商店街の風物詩、軒下のツバメたち。《高知》

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升形商店街のツバメ

商店街の一コマ
6月の高知市・升形商店街。アーケードの軒下には、あちらこちらにツバメの巣ができています。
商店街周辺では、毎年4月の初旬頃からツバメが飛び交い始め、つがいになった夫婦のツバメたちはめいめいに巣を作り、ちょうど今、巣から顔を覗かせるかわいい雛たちを見ることができます。

親鳥がせっせと餌を運んで巣に戻ってくると、雛たちはピーピーと鳴いて「ここだよー!」と一生懸命に知らせます。親鳥が行ってしまったあとは、時々あくび(?)をしたりしながら、黙ってじぃっとおとなしく親鳥の帰りを待っています。そんな雛たちの様子はどんな感じかというと…

商店街の一コマ ツバメ
①…………ふぁ〜
②?!
③!!!!!!!
④左の雛がGET!(→①に戻る)

この巣の雛たちはもうだいぶ毛が生え揃い、フカフカの羽毛が初々しくとっても気持ちよさそう。巣立ちの日もそろそろでしょうか?

アーケード内にあるたくさんの巣をウロウロしながらカメラを構えてずっと観察していると、驚くべき光景に立ち会いました。
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なんと、スズメバチとの攻防 !
巣の近くまで来て様子をうかがうスズメバチに、激しく雛たちが鳴き立てます。どちらも退けをとらない激しい攻防が数十秒ほど続いた後、スズメバチは去っていきました…(ホッ)。私たちの知らないところで、こんな闘いが繰り広げられているなんて驚きです。

見守る商店街店主たち

商店街のアーケード内に巣ができるとなると、当然フンの始末など、商店街の店主たちにとっては決して喜ばしいことではないように思えますが、ここ升形商店街ではツバメが巣を作りやすいよう、アーケードの屋根にカラスよけのテグスを通したり、止まり木をつくったりとツバメたちを歓迎している様子。巣の下の道路はどこもキレイに掃除され、その甲斐あってか、お昼時に昼食を買いに来たサラリーマンや学生さん、登下校中の小学生たちも、皆ツバメの巣に気付くと微笑ましく上を見上げ、しばし足を止めています。

商店街の中でも、甲斐甲斐しくツバメのお世話をしているのが、たばことクリーニングのお店、田島商店の田島さんと、くすりやさん高知ファーマシイの田所さん。お二人とも、巣から落ちてしまった小さいツバメを飼育したり、巣に戻したり、カラスよけのテグスを設置したりと、なにかとツバメを気にかけお世話をしているそう。田所さんが発行するお店の新聞にはこの季節になるとツバメの記事が載り、落ちてしまったツバメを巣に返した話や巣作りの話など、愛情を持ってツバメを見守っている様子が伝わってきます。

「自分が子供の頃にもよく見ていた、ツバメのいる風景を残していけたら。」と見守る田島さん。子育てを終え、ツバメたちがいなくなってしまうとやっぱり寂しいそう。

升形商店街にツバメがやってくるようになったのは6〜7年ほど前からだそうですが、その中でも今年は特にツバメの巣が多く、二度目の産卵をする夫婦もいるそうです。旅立ったツバメたちは、夏になると何千キロという距離を飛んで南の国へと戻っていきます。升形商店街生まれのこの子達もまた来年、戻ってきてくれるでしょうか?

写真:タケムラナオヤ

33.557594,133.527188


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