MENU

シーカヤックで塩飽諸島の幻のビーチへ!

《高知の人》坂本さんがアッコになる理由。

2015.5.8 

移住体験エッセー「四国に移住しました。」vol.3

タイトル

神奈川県出身、根っからの都会育ち。
そんな私が移住を決めて突然始まった四国ライフ。
等身大のリアルな移住体験をつづっていきます。

移住から半年。旅行気分から、日常へ。

こんにちは、長谷 梓です。
昨年の秋、夫と息子と猫と共に四国は徳島県に移住してきました。
家・仕事・暮らし・子育て・食生活など…
いろいろな面から見て感じた”移住のリアル”を私達の体験を通してお伝えしていきます。

前回の記事 徳島に移住して驚いた7つのこと。 からだいぶ日が経ってしまいましたね。
ぽーん!と徳島に飛び込んだあの日から、早いもので半年が経ちました。

最初は旅行気分で色々な場所へ出かけたりしていましたが、
徐々に落ち着き、息子も保育園へ通い始めたお陰で
仕事に取り組むことができるようになりました。

少しずつ徳島の生活に馴染んできて
新鮮だった景色が、徐々に日常へと変わりつつある今日この頃です。

移住先に徳島を選んだ理由とは?

ところで、移住先はなぜ徳島だったのか?

それは夫の実家があったからです!(身もフタもなくてすみません…)
実は、最初は自然が豊かな場所だったらどこでもいいと思っていました。
なぜなら、私達の移住の理由は

・子育ての環境を見直したい
・都会での暮らしに疑問があった

だったからです。
同じ自然豊かな土地ならば、全く知らない場所より家族がいた方が安心。ということで決めました。

しかし、その後徳島で出逢った先輩移住者に話を聞いてみると
移住の理由は様々でした。

3_イラスト1

「吉野川のラフティングガイドの仕事が楽しかったから。」(Iターン・カフェスタッフ関根さん)
「川が好きなのと、それを仕事に出来ると思ったから。」(Iターン・アウトドアガイド牛尾さん)
「元々田舎が好きで、地元の手しごとに関わる仕事をしたいと思ったから。」(Uターン・美馬市地域おこし協力隊渡邉さん)

Uターン、Iターン。皆さんそれぞれストーリーがあります。
また、別の機会に色々な移住者さんのストーリーを追ってみたいと思います。

気がつけば、徳島を案内する立場に!

私はそんな理由で来たもので、
徳島についての知識や情報はおろか、愛着もほぼありませんでした。
100%神奈川育ちで、結婚してからも片手で数えるくらいしか来たことがなく、
徳島=「阿波踊り」「渦潮」「すだち」くらいしか知らない…。
そんな状態でしたが、徐々に土地に慣れ、
様々な人との出逢いを通して、心境が変わってきました。

そんな中、嬉しいことに東京から友人・知人が徳島を訪ねて来てくれるようになりました。
皆さん初めて徳島に来る人ばかりです。
私達が引っ越さなかったら、一生来なかったかも!と言う人まで。(!)

3_イラスト2

ならばと、地元の人しか知らない場所へ行き、郷土料理を食べ、
地元の人とふれあう「ディープな徳島旅行」を提案!
結果として、皆さんとても楽しまれ、徳島のことが大好きになってくれました。

都会で暮らす人にとって、徳島での体験は癒し・リフレッシュになりますし
私達、徳島で暮らす人にとっても良い刺激と出逢いになります。
人の縁が繋がり、お互いにとって非常に有益な旅だったのではないかと思います。

移住=故郷が増えること。

気づけば、半年前まで全く知らなかった徳島のことを
今は案内する立場になり、良い所を知ってもらおう!と知恵を絞っている自分が居る。
そういえば、こんなことは今まで自分の地元でしたことはありません。

徳島は確実に、私の第2の故郷になりつつあります。
移住すると、故郷が増える。
これは驚きの発見でした。

3_イラスト3

人は、馴染みが深くなると愛着が増します。
愛着が増すと大切にしたくなるし、人にも紹介したくなる。
そこから口コミで、さらに輪が広がって行く。。

移住という”1つの家族の引っ越し”を通して、
こんなにも2つの土地の交流が増えるのはとても楽しいことだと思いました。

移住を通して、東京と四国の縁をもっと繋いでいけたらいいな。
そう思った、移住半年目の春です。

四国に移住しました。 1234


Comments are closed.