なんでこんな名瀑があまり知られていないかというと、そこまでの道のりがあまりにも厳しいからに違いない。
高知県いの町と愛媛県西条市を結ぶ国道194号を長沢で折れ、石鎚山へと向かう県道40号をひた走ること約40分。おそらく都会の人は途中で音を上げること間違いなしの右へ左へ延々続く1車線である。
滝がやっとこさ対岸に見えたと思ったら、この滝の足下へと辿り着くにはここからさらに徒歩10分ほどの山道をいかねばならない。小さな木橋を渡り、しばし迷いそうになりながら森の中を往くと、突如こんな風景が現れるのである。
四国は南国といえど、山の寒さはハンパない。雪だって普通にドカドカと積もる。滝だってこうしてカチンコチンに凍ってしまうのである。
全面凍結するのは1月頃から2月頃にかけて。いの町観光協会のブログで時折様子がアップされるので、チェックされたし。
なお、冬道なのでスタッドレスや四駆での訪問がオススメ。また、長靴や登山靴があると安心だ。
(高知県いの町)
注意:2013年秋の台風で木橋が落橋したそうです。もう少し上流からアクセスできるそうなのですが、橋の復旧については現在調整中だそうです。
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