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《高知・須崎特集》
閉ざされた空間に光が差し込む、
新たな須崎アートのはじまり
~現代地方譚2現場レポート②

連載「ここに暮らすと決めました」第二回
里山が好き

2014.10.22 

紅葉の寺根香寺、極彩色の銀河

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四国88ヶ所82番札所の寺根香寺。ここは讃岐にある紅葉で有名な寺なのですが、個人的に市街地から近いのに、山寺の雰囲気を味わえるとありよく訪れる寺です。そしてこの寺には牛鬼の伝説が伝わっています。子供の頃はここに連れて来られた時、この妖怪の銅像を見てもの凄く怖かった。それは今では立て替えられて駐車場の横にあります。心なしか昔のものより愛嬌がある気が。是非実際に見に行って確かめてみてください。

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数多のお遍路さんによりすっかり表面がつるつるになってしまった石段。いったいどのくらいの数のお遍路さんがここを歩いたのだろう。どれだけの思いの重みを、この石達は背負っているのだろう。

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本道へ続く回廊も、歴代のお遍路さんの思いで埋め尽くされているよう。歩いている間、そこの大気が身体に纏わりついてきます。整然と並んだ灯篭と観音像は、なんだかスーパーコンピューターのサーバーを思わせ、これらは天才空海により編み出された思念のハードディスクなのかも知れないなとふと。

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もうすぐこの道は、天を覆いつくすような極彩色の紅葉に包まれます。それは遥かなる昔に退治された牛鬼の流した涙の色なのかも知れません。今は、ただ静かにそれぞれに思いを秘めて歩き続けるお遍路さんが。その念仏が、さらにこの寺の紅葉の色を深くしているのかも知れないなと。そうそれはきっと、祈りの色なのだろうと。

香川県高松市中山町1506


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