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《四国の紅葉》高知丸の内の銀杏並木

絵で旅する四国-6
瀬戸内の風物詩

落合峠 紅葉 徳島

2013.11.1 

《四国の紅葉》落合峠

まんなかから始まる四国の紅葉

(この記事は2013年の記事です。2014年の状況についてはご確認ください)
四国の紅葉は、気温の低い中央の山間部から。標高1,500m以上の山々が連なる四国の中央部では、今週から紅葉シーズンが始まっています。徳島県西部、吉野川沿いの三加茂(東みよし町)から、南へ祖谷川沿いの東祖谷落合(三好市)へと抜ける県道44号線。車で1時間半程のアップダウンが激しく険しい道のりですが、周囲には次々と多様な植生が現れて飽きさせません。スギやヒノキから始まり、ミズナラ(温暖樹)、ブナ林(冷温帯樹)、さらに眺望の良い峠一帯には低いクマザサの群生が広がっています。そんな多様な植生帯の中間にある標高1,520mの「落合峠」は、地元ではよく知られた紅葉の名所になっており、今週から来週末にかけてが一番の見頃となりそうです。

剥き出しの岩肌と紅葉のコントラスト

特に、落合峠を超えて落合集落へと下る途中、標高1,000m付近はこのルートでも一番の紅葉スポット。このエリアは木々だけでなく、ところどころ切り立った見事な岩盤が顔を覗き、真紅に染まった木々との見事なコントラストを描きます。断崖に広がる紅葉と岩の入り混じった景観は、この時期の、この場所ならではの貴重な風景かもしれません。そして、落合峠は紅葉が終わりを告げると長い冬を迎え、深い積雪に覆われて県道44号線も閉鎖されるのです。

落合峠 紅葉 徳島

見事な紅葉の合間に岩盤が見え隠れ

※今回掲載した写真は、すべて2012年秋に撮影したものです。

33.918009, 133.947963


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