見渡す限り色鮮やかな蓮の葉が連なる、壮大なれんこん畑。
個人的にとても心がときめく、徳島の大好きな夏の風景のひとつです。
徳島県は全国第2の出荷量を誇るれんこんの生産地。
吉野川の豊かな水、温暖な気候、そして強い粘土質の土壌で育まれる徳島れんこんは、色白でシャキシャキとした食感が特徴で、地元はもちろん関西や首都圏でも高級食材として高い人気を得ています。
関西や高松方面から徳島への玄関口となる国道11号線。
その沿道となる鳴門市から松茂町あたりはれんこんの主産地で、この季節は緑の大きな葉が生い茂ったれんこん畑が一面に連なり壮観です。
これらの風景は国道をドライブしながらでも見ることができるのですが、そこからちょっと脇道に入って車を停めて見てみるのがおすすめ!
背丈ほどに繁った大きな葉がゆらゆらと風にざわめき、その葉の合間からピンクや白の花が無数に顔をのぞかせる光景は牧歌的でもあり、時には妖艶で神秘的。
阿波おどりを控え、これから観光シーズン真っ盛りを迎える徳島。
お越しの際は沿道のれんこん畑にも、ぜひ目を留めてみてください。
観光ガイドには載ってない、ふだん着の徳島の魅力も感じていただけたらうれしいです。
(徳島県鳴門市)
34.161925,134.578366