5月22日、金曜日。
四国大陸メンバーによる宇和島ツアーの2日目の朝のお話です。
木屋旅館で朝食を済ませて車2台で三浦半島方面へ出発。いい天気でよかったー。
四国の正反対の海へ
遊子水荷浦の段畑へ向かう道中、どこまでも穏やかな海にビックリ。
私は四国最東端の徳島県蒲生田岬近辺の椿泊町が実家なので、まさに四国の左右正反対側の海に来た感じ。
で、私の地元の海と比較して、こちらの海が穏やかすぎることにビックリしたという訳です。
もちろん1日だけしか見てないので、この日だけなのかはよくわからないけど、「瀬戸内」のイメージのないこの地域はそれなりの波があるのかと思っていたのですが、激しく入り組んだ地形を実際に見て、いつでもそれなりに穏やかなのだろうと予測しました。
その穏やかな海には、あちらこちらに養殖イカダが浮かんでいる。
大自然と人の生活がいい感じで混ざり合ったこの景色は、なんとも心にやさしいなぁと感じていました。
ここを訪れるまでまったく知らなかったけど、この辺りは鯛や真珠の養殖で有名のようです。
(そういえば、宇和島の道の駅「きさいや広場」にも真珠のお店があったなぁと後で気付いた)
車を停めて、みんなで養殖イカダのある風景を写真撮影していたら、イカダの作業小屋に女性の姿が見えたので、まずは私一人でイカダに渡って声を掛けてみることに。
(作業の邪魔にならないか、ちょっと心配しながら。。。)
見学オッケー!
で、挨拶して徳島から来たことを告げると、笑顔で対応してくれた!(よかったー!)
で、見学オッケーを確認して、陸のみんなに大きくオッケーサイン。
みんなで作業小屋に渡って、真珠養殖見学のスタート。
真珠養殖について丁寧に教えてくれた。
半死に?のアコヤ貝
真珠を育てるのは、この「アコヤ貝」という種類の貝。
真珠となる核をアコヤ貝に入れるのだけど、貝が元気すぎると核を吐き出してしまうため、目が小さくて狭いカゴに入れて弱らせているのだという。
でも弱りすぎると死んでしまうので、いい塩梅の弱らせ方(瀕死の状態?)を保つために、こうやってときどきカゴを開けて、貝の掃除と健康状態のチェックをするのですね。
もちろんこれは熟練の技なのでしょう。
(これを「抑制作業」というようです → 説明ページ )
フタにくっついてる貝を取る。
アコヤ貝。以外と小さい。
これは2年ものだそうで、この貝に真珠の核を入れて半年ほどで真珠になるとのこと。
いろいろと親切に教えてくれて、自然とみんな笑顔に。
海中に吊るしてあるカゴを上げて、貝の掃除などしてまた戻します。
こんな感じに吊るされてます。
食べてもおいしいアコヤ貝
このアコヤ貝は食べてもおいしいらしく、特に貝柱が絶品とのこと。
ここ土居真珠さんでは、真珠取り出し体験ができるそうで、取り出し後の貝は焼いて食べるとのこと。
この七輪は、アコヤ貝を焼いて食べるためだったのか!
(体験ツアーについて → 説明ページ )
ブイを乗せた船が、なんだか絵になる風景。
突然の訪問にも優しく丁寧に対応してくれたことで、宇和島がとてもいい土地だと記憶に残りました。
地域のホスピタリティって、何気ないこんなことの積み重ねなんでしょうね。
土居真珠さん、宇和島市のみなさん、本当にありがとうございました。
宇和島、また行ってみたいです。
(土居真珠さんの真珠筏ライブカメラで現在のこの場所の様子がわかりますよ → こちら )
有限会社 土居真珠
www.doi-pearl.co.jp
真珠養殖体験ツアー → 説明ページ
問い合わせ:0895-29-0011
営業時間:9:00〜17:00 年中無休(年末年始を除く)
住所:愛媛県宇和島市三浦西5121-9