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《高知の人》坂本さんがアッコになる理由。

土佐の嶺北、美しすぎる棚田たち① 序説

2015.6.18 

海の道として利用される『三津の渡し』に乗って古い町並みを歩く《愛媛》

愛媛県松山市の中心部から北西に位置する三津浜は、
夏目漱石の小説『坊っちゃん』で坊っちゃんが松山に赴任した際、最初に降り立った場所。
古い町家の残る港町に、約500年ほど前から運行されている歴史のある渡し船「三津の渡し」があります。

海の上だけど、道!

「三津の渡し」は約80メートルの距離を結ぶ、定員12名の小さな渡し船で、
地元人の足として利用されています。

三津の渡し

三津の渡し

正式名称は「松山市道高浜二号線」で、 れっきとした「道」なんです。
この港は湾が入り組んでいるので、対岸まで渡ろうとすると2kmほど歩かないといけませんが、
渡し船に乗ると約2分の乗船で、対岸に着きます。
毎日移動するとなると、ありがたい存在だと思います。

ルート

渡し船だと80m、陸路だと約2kmの距離。

出港を待つ住民。ゆったりした時間が流れます。

出港を待つ住民。ゆったりした時間が流れます。

木製の素朴な船にちょこんと乗った操舵室は小さな小屋のよう。 エアコン完備で意外と快適そうです。

木製の素朴な船にちょこんと乗った操舵室は小さな小屋のよう。
エアコン完備で意外と快適そうです。

一人でも乗り込むやいなや、出港します。年中無休、しかも無料。
あっという間の乗船時間。手軽な移動が楽しくて、つい数回往復してしまいました。
船は基本的に三津側で待機していますが、対岸の港山に人影が見えれば迎えに来てくれます。
呼び出しボタンもあるので、気づかれない場合はそちらをポチリ。

三津の渡し

ピンポンダッシュはダメ

三津の渡し

小屋(船)が近づいてくる・・・

レトロな街並みを散策

周辺は 石造りの建物や土壁の屋敷など、古い建物が並びます。
空き家活用のための町家バンクもあり、
近年では古民家を利用したカフェやショップがオープンするなど、注目のエリア。
渡し船と合わせて、レトロでのんびりした町歩きを楽しんでみてはいかがですか。

三津浜の街並み

三津浜の街並み

三津浜のネコ

三津の渡し

7:00〜19:00 随時運航、年中無休(荒天などにより、運休する場合あり。)
無料
伊予鉄港山駅から徒歩2分、伊予鉄三津駅から徒歩15分

三津の渡し


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