高知県香南市にある手結港には、全国でも珍しい可動橋がある。
跳ね橋とか、跳開橋とか呼ばれるもので、2002年に完成した。
アスファルトの道路が天に向かって伸びている様は、なかなか面白い。
とはいえ、橋が上がるのに6分もかかり、車が通行できる時間は1日7時間しかない。
この可動橋ができて「交通の難所に悲願の橋が完成」と地元紙に記事が載った・・・というほどのものでもなく、この橋を迂回して歴史ある手結港の奥をぐるりと回るルートを通っても、車で2〜3分ほどのこと。
歩いても10分も掛からない。
というわけで、観光資源にしようと目論んだようだが、一部のマニアがときおり訪れるぐらいで、普段は閑散としたのどかな風景に異彩を放っている。
「空にそびえる〜黒鉄の城〜♪」とマジンガーZの歌を口ずさみたくながら、マルチコプター(ドローン)で、黒鉄を撮ってみた。