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2015.2.18 

《徳島》四国の秘境!! 山城・大歩危妖怪村を描く!!

それは大歩危にあった!

ひそかなマイブーム「妖怪」。小さな頃から気になる存在ではあったが、好き度が近年熱を帯びてきている。
徳島県に“妖怪村”なるものがあると聞き、さっそく出掛けてみた。吉野川沿いの美しい渓谷として知られる大歩危に、目指す「四国の秘境・大歩危妖怪村」はあった。

水木しげる氏が会長を務められる「世界妖怪協会」は、
妖怪文化の普及・発展に貢献した地域を“怪遺産”として認定している。

怪遺産として認定された地域は鳥取県境港市(2007年)、徳島県三好市山城町(現三好市/2008年)、
岩手県遠野市(2010年)の現在3ヶ所である。

山城町は「こなきじじい」伝説発祥の地と言われており、2000年頃から現在の基礎となる妖怪に特化した地域づくり活動が始まった。
その活動が認められて2013年にはなんとサントリー地域文化賞を受賞、2014年には「怪フォーラム」なるものまで開催され、まさに妖怪熱上昇中の地域なのである。

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妖怪の魅力とは??

妖怪とは、危険な場所に近付かないように、神聖な場所が荒らされないように、
人の生きる智恵として誕生し、育まれた側面が大きいように思う。
切り立った険しい山々、渓谷もある三好市(旧山城町)には危険な場所も多かったようで、
その影響もあり妖怪伝説が多く残るのではないかと考えられている。

個人的な感覚ではあるが、妖怪は恐れられる怖い存在でありながら愛される側面も持ち合せて伝わったものも多く、
その点が大変興味深い。

時々妖怪の目撃情報などもあったりして、架空と現実が微妙に融合しているのは、
やはり人の暮らしとともに妖怪が存在している故であろう。
例えば「どこどこの誰さんがシバテンと相撲をとった」という話を聞いても素直に納得し、
受け入れてしまえるようなそんな親しみやすさが魅力的だと思う。

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妖怪村も妖怪めぐりコースの妖怪たちにも、地元の人たちの惜しみない愛情を感じた。
素直さと一生懸命さと、グレードの高さと手作り感が良い塩梅で融合していると思う。
山城町に残る財産・妖怪を、人の手で大切に息長く受け継いでいってもらいたいと願う。

毎年11月に開催されている「妖怪まつり」には1000人近くの人が訪れるのだと言う。
今度はその機会に訪れて、また妖怪の世界にどっぷり浸りたいものだ。
そして気候の良い時に、妖怪コース・ロングコースにも挑んで妖怪文化を堪能したい。

イラストのダウンロードはこちらから!(PDF:827KB)

四国の秘境 山城・大歩危妖怪村

〒779-5452 徳島県三好市山城町上名1553-1
TEL:0883-84-1489
OPEN:9:00~17:00
http://www.yamashiro-info.jp/youkai/

徳島県三好市山城町上名1553-1


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