高知県東部の中芸地域では、11月下旬から1月末にかけて「だるま夕陽」を楽しむことができます。
大気と海水の温度差が大きい日、水平線に沈む太陽の光が屈折して海面に太陽が映し出され、
沈んで行く太陽と海面に映し出された太陽のふたつが重なり合う姿が「だるま」を連想させることから、
「だるま夕陽」と呼ばれているのです。
気温や湿度、雲の状態など、諸条件によって色や形は微妙に異なります。
大気と海水の温度差が大きいほど、だるまの形は大きく見えます。
水平線上に太陽を隠す雲が無いことも条件の一つなので、すべてのタイミングが揃って見られた時の感動はひとしおです。
「だるま夕陽」の出現は、地球環境と深い関係があります。
このまま地球温暖化が進めば、出現範囲はどんどん狭くなっていきます。
いつまでも美しい「だるま夕陽」を見られる環境を守っていかなければ、と思います。
時間にして、わずか数十秒の雄大で神秘的な世界。
あなたもこの冬、だるまSUNに逢いに来ませんか?
高知県田野町