フランスのタイヤメーカー・ミシュランが発行するミシュランガイド。掲載されたお店は軒並み行列ができるといわれるレストランガイドが有名ですが、2009年からはミシュラン・グリーンガイドと呼ばれる旅行のガイドブックも作成しています。
今年の10月、フランス語版『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』第3版に掲載されている四国のコンテンツに、新たなに取材した観光地・観光施設を追加した「ミシュラン・グリーンガイド四国 WEB版」が公開されました。この効果か否か、四国への外国人観光客が少しずつ増加傾向にあるそう。
最高ランクの★3つに選ばれたのは、愛媛県の道後温泉と香川県の栗林公園。ほかにもあんな場所やこんな場所が掲載されています(掲載情報はこちら)。取材を担当したフランス人担当者は、「四国の景観の多様性が気に入った」とのこと。
国土交通省の発表によると、2013年の外国人宿泊者数地域別割合で四国は0.7%と最下位。しかしある意味では逆境に強い大陸・四国。まだまだ発見されていない宝が眠る島として、伸びが期待できるとみて、国交省も外国人誘客の観光情報発信を強化しているとのうれしい情報も聞こえてきています。2015年はパリの中心部で阿波おどりなんてプロジェクトも始動している四国×世界。外国人が訪れても温かな”おせったい”ができる土地でありたいものですね。
ほかにこんな情報も
観光圏のgoogleストリートビューにも四国登場!
ネット上で世界中を旅でいるストリートビューにも四国の観光圏が登場。高松空港、徳島阿波おどり空港、高知空港のほかにし阿波~剣山・吉野川観光圏や高知城も公開されています。外国から訪れるお客様はもちろん、故郷になかなか帰れない四国出身のみなさまの愛郷心をくすぐるのにも一役買うかもしれません。
地上で読む機内誌PAPERSKYでも編集長・ルーカス氏自らお遍路TRIP!
『クルマで見つける新しい四国、ドライブ遍路1200km』をテーマに、ルーカス編集長率いるPAPERSKY取材班が、1200年の歴史を持つ四国お遍路の道を、トヨタのプラグインハイブリッドカー「プリウスPHV」に乗って旅した記録が公開されています。車でまわる人が多い日本人のお遍路旅に比べて、外国人のお遍路旅は圧倒的に徒歩でまわる人が多いそう。さまざまな視点から切り取られる四国、とても読み応えがあります。