四国徳島県の南下、海部郡牟岐町には三つの離島がある。その中のひとつに出羽島(てばじま)という島があるのだが、ここがなんとも素晴らしい島なのである。何が素晴らしいのか?それは実際に訪れて感じていただきたいところなのだが、今回は写真を通してこの出羽島の魅力をお伝えしたいと思う。
牟岐町から出ている連絡船に揺られて15分、港につくと漁船が多くならぶ光景が見られる。牟岐町も出羽島も黒潮の海に囲まれていることから漁業が盛んなのである。
島を歩くとこんな風に魚が干してある風景が見られる。
秋ごろからアオリイカがよく釣れはじめるので、堤防の先端では「ヤエン釣り」をしている方々が多く見られるようになる。また釣りに限らず時にはサーフィンが出来る波が立つことから県外から出羽島の波を求めてやってくる方も多い。向かいに見える大陸は四国。四国の右下はすぐ近くに低い山がある景色が特徴ではないだろうか。絶景である。
昭和の雰囲気たっぷりの出羽島の「銀座通り」を歩くと「ミセ造り」を見ることが出来る。ミセ造りとは夜は雨戸の役目をし、昼には縁側のように使えるモノ。
また出羽島なんと自動車がないため、車と呼ばれている「手押し車」が島民たちの建物の前に多く置かれている。島内は自動車の騒音もなく非常に静かである。それが出羽島の大きな魅力のひとつといってもいいだろう。
まるで昭和…もしくはもっと前にタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。
ボクが今回この記事のために出羽島に訪れたのは11月後半。それにも関わらず自生したハイビスカスが咲いていた。出羽島は黒潮の影響で非常に温暖な気候なので、このように真冬になっても咲いていることがあるのだとか…
高台から眺める四国大陸は絶景。向かいに見える町は牟岐町。出羽島にいると時間は非常にスローなのでその時を俯瞰することができる。瞑想するのにもいいかもしれない。
今回はザッと出羽島の魅力を写真を通じて紹介させてもらった。写真ではなかなか伝えきれないことも多くあるので、やはり実際に島に訪れて雰囲気を感じてみることを絶対にオススメする。また次回は実際にボクが出羽島に1日滞在して、朝から夜の出来事の人の動きや出来事などをレポートしたいと考えている。
出羽島へのアクセス
出羽島連絡船(大生丸)時刻表
牟岐港発 | 出羽島港発 |
---|---|
6:30 | |
7:00 | 7:25 |
8:20 | 9:00 |
11:10 | 12:20 |
13:30 | 15:00 |
16:00 | 16:35 |
17:20 |
料金
大人1名 片道220円(8月1日から9月30日までは230円)
小人1名 片道110円(8月1日から9月30日までは120円)
団体割引 15名様より1割引