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嗚呼絶景四国哉-22.栗林公園・秋のライトアップ

絵で旅する四国-13 あの寅さんも乗ったのかしらん。八栗寺ケーブルカー。

2014.11.24 

晩秋の祖谷

霜が降りた。

朝の気温は、2度。

奥深い山あいに集落が点在する秘境・祖谷。

晩秋の山里に、冬が来る。

そこまでやってきた厳しい季節を前に、集落の人々は、冬支度に追われていた。

祖谷追加13

 

年季の入った運搬車で、急峻な斜面を登る。

田んぼの脇にはお地蔵さんのような石碑がある。

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聴くと、ご先祖様の墓だという。

祖谷地方、特に落合集落では、昔から家族が亡くなると、家の周囲に埋葬してきたという。

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空には秋の雲。

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この日は、天日で干していた稲と蕎麦を脱穀する日。

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「寒い祖谷の米は美味しくないから、昔はもち米を作っていた。

でもこの頃は冬も暖かいから、普通の米も美味しくできるようになった。

そこで今年は、初めてあきたこまちを植えてみた。

きっとうまい米になったはずだ」。

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秋雲の下、ススキがそよぐ。

どこか寂しげに、どこかはかなく・・・

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落合集落に週3日だけ開く「なこちLIFE SHARE COTTAGE」では、10月中旬からお食事が頼めるようになった。

この日、頂いたのは、ジビエ料理のランチ。
イノシシのスペアリブと汁が、たまらなく美味かった。

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川向かいの山あいに、焚き火の煙が浮かぶ。

その美しさに、店主の稲盛将彦さんは縁側にたち、カシャ。

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稲盛さんとのお話にも花が咲き、気がつけば夕暮れ。

名残は惜しいが、晩秋の祖谷に手を振って別れた。

徳島県三好市東祖谷落合


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