徳島県牟岐町には泉源という江戸時代に創業された老舗がありまして、
そこでは無添加で、保存料を一切使っていない干物が作られています。
今回はその干物を作っている加工場にお邪魔させていただきたました。
無添加で保存料も一切使っていない干物だから隠すこともない
社長夫人に許可を得て色々と写真を撮らせていただきました。
「ここは撮らないでね」といったことを言われる覚悟だったのですが、なんとビックリ「ご自由に撮ってくださって結構ですよ」と。
それもそのはず、泉源の干物は無添加だし、保存料も一切使っていないので、そもそも隠すことがないんだとか。それ素敵。
泉源の商品は保存料・添加物を使用していません。保存料や添加物を使うと、味が落ちにくく、きれいな状態で長く持たせることができますが、体に良くないことを知っているのに、こちらの都合で添加物を使うことはできません。
五代目・薫から、「泉源があるのは、泉源の魚を食べていただいた地元の皆さまがいるからだ」ということを常々聞いてまいりました。戦争の大混乱をくぐり抜けて、今日、泉源が皆さまにお魚をお届けできるのも、支えてくれた方々があってのことです。
薫の教えを受け継ぎ、お客さまや、お客さまの大切な人を大切にし、心からの感謝の気持ちを持って、安心して食べていただける魚をお届けいたします。
添加物によって保存するのではなく、加工過程で加熱をしたり、冷凍技術により、保存できるように工夫しました。
泉源の伝統(干ものの製法) – 牟岐のおさかな 泉源|徳島県牟岐町から美味しい干物をお届け
素晴らしい取り組みですよね。作った干物を長く持たせるために保存料を使いがちになり、味を美味しく感じてもらうために添加物を使った商品は山のようにありますからね。
完全無添加の磯魚あいが干されているところでした。あいごもと呼ばれていますね。徳島のこの辺りでしか食べられることのない印象があるのですが、この干物が実に美味い!!
ヒレに毒を持っているため、釣り人からは非常に嫌われている魚なのですが、干物で食べる際には毒はないので問題ないですね。
これは商品化された沖ギス。沖ギスはなんでも珍しいんだとか。折角なので高知県の土佐山に用事があったのでお世話になっている方々へのおみやげに購入させて頂きました。
干物を作るおばちゃんたちが素敵
加工場を見学させていただくとベテランのおばちゃんたちが黙々と魚の干物を作っていました。
サバを開いて中骨を取る作業をしているおばちゃんの背中。すげー哀愁があってカッコイイ。そして素敵。
サバを開いていくスピードはとてつもない速さ。職人技ですね〜。ボクも釣りをしていて、自分で釣った魚を捌くのですが、なかなか簡単ではないのです。
なんでもない瞬間だがなんだか無性にカッコ良かったおばちゃんの背中のワンショット。
隙間から太陽の光で照らされるおばちゃんたち。絵になる。
なんだか素敵だったので何枚も撮ってしまった。ホントカッコイイ。
ここでは内臓や血を綺麗にしいく作業をしています。魚を開く作業もそうですが、泉源の干物はすべてここにいるおばちゃんたちの手作業なのです。
おばちゃんたちが開いたサバを塩漬け中。
加工場の二階では完成した干物をパッケージングする作業をおこなうおばちゃんたちがおりました。
これから袋詰めされていく煮干しが。
おみやげ買えます
泉源は徳島県のスーパーや物産販売所、ネットなどで購入することができるのですが、直接泉源に来ていただいても購入することができます。牟岐町を訪れた際や通過する際には、是非立ち寄ってみて下さい。
こんな感じの巨大冷蔵庫に干物が保存されています。
季節によって置いてある魚が変わってくるので、それを見るのもまた楽しい。冬はグレが脂が乗っていて美味しいです。
今回はこんな感じに購入させていただきました。グレ、あい2枚、沖ギス、もつ(むつ)。これで1300円程度。安い。そしてなかなか季節の魚のポイントを抑えた「お魚通」のチョイスになったのではないかと感じるがいかがでしょうか。
今回紹介させていただいた泉源はウェブサイトもあるので、そちらも是非チェックしてみてください。
牟岐のおさかな 泉源|徳島県牟岐町から美味しい干物をお届け
泉源
徳島県海部郡牟岐町大字牟岐浦字浜崎177
0884-72-1136