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2013.11.30 

徳島市国府町産の春菊の油煮《風景をつくるごはん-3》

sanada

風景をつくるごはんの説明はこちら

風景をたべる!イタリアのアグリツーリズモ

徳島市国府町産春菊

寒くなってきて、産直コーナーにも春菊が出始めました。
まだ小さめなので、茎の部分も柔らかく、食べやすいです。

今日のごはんは、徳島市国府町産の春菊を使った油煮。
オリーブオイルで、炒めると言うより、少し低温で蒸し煮にしてあります。

オリーブオイルは、夏にイタリアに旅行したときに買ってきたもの。
イタリアでは、ここ10~20年くらいでアグリツーリズモという観光形態が流行っています。

日本の「農村観光、農業体験」とは少し違って、それまで海岸で過ごしていたバカンスを、農村風景の中で過ごす、というものです。
効率化、生産性の向上から方向転換して、農家レストランやホテルなどの観光とセットで、農家の所得を向上させようと、政府が方向転換したのがきっかけだそうです。
アグリツーリズモのホテルは、農家しか経営できないようになっていて、そこで出す食事は「主にその農家で生産されたものやその地域で生産された農産物を提供すること」と決められています。また、たとえばオリーブオイルの搾油場やワイン醸造所など、農村ならではの施設を見学させることも法律で決まっています。
「農村風景」という観光資源を入口にして、その土地の産物が出来る環境を目や舌など全身で味わってもらう、それが農産物の消費拡大や宣伝になり、それによって「農村風景」の保全がさらにすすむ、というサイクルを狙ったもののようです。
「風景をつくるごはん」の理想形かもしれません。

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イタリアの農地の風景―オリーブ畑やブドウ畑が広がるトスカーナの丘陵

比較的大きな農家では、自家の産物を使って製品を作り、それをホテル内や近くの市場に売りに行ったりしています。今回つかったオリーブオイルも、宿泊したアグリツーリズモの農家で作られているものを買ってきたものです。

さて、このオイル煮、春菊以外にも、菜の花など少し苦みのある葉物野菜には向いています。簡単なのでぜひ作ってみてください。

【材料】

・春菊(徳島市国府町産)
・オリーブオイル(イタリア、トスカーナ産。アグリツーリズモの6次産業商品)
・にんにく(徳島県産。詳細な場所は忘れました。)
・塩

【作り方】

1.春菊を良く洗う。
好みで切っても良いが、長いままの方が食べ応えがあって良いと思うので、できればそのままにする。
茎の部分が硬いようなら、硬い部分は取り除く。
2.フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたニンニクをいれて、油をあたためる。
油の量は、炒め物より少し多いくらい。
3.春菊をいれて油とからませ、塩を振ってフタをし、5分くらい中火で蒸し焼きにする。
少し焦げ目が出来てもそこがおいしいので、あまり気にしなくて大丈夫です。

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