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殿様の生き様

山内一豊 [土佐藩・初代藩主]

土佐ジローの旨さの秘密

2013.5.9 

黒潮町の黒砂糖

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第一回となる今回は、高知県幡多郡黒潮町の大方地区に200年ほど前から伝わる伝統製法で作られる「黒砂糖」を舐めに黒潮町特産品開発推進協議会・大方精糖生産組合さんに行ってきました。

 

黒潮町大方地区の甘蔗(さとうきび)の栽培は、1849年(嘉永2年)頃からとされています。1853年(嘉永6年頃)から当地の砂糖の品質は藩内随一とされ、幕末期の藩財政を支えていたそうです。その後も昭和20年代後半くらいまで、黒潮町の黒糖は「入野砂糖」としてブランド化に成功していましたが、その後白砂糖に取って代わられるようになり、一時完全にこの地域からなくなってしまっていました。
そして昭和63年。伝統ある甘藷の栽培と加工の技術を守るために立ち上がった「大方精糖生産組合」の皆さんの手により「入野砂糖」は復活し、今では30戸の農家さんが約170aの畑で栽培するほどに拡大してきたのです。
その黒糖のお味はと言うと、本当に美味しいの一言につきます。製糖組合会長の小橋さんによると、砂の多い土壌、すぐ前に広がる太平洋から吹く風がさとうきびの糖度を高めているとのことで、さらには5時間もの時間をかけて作られる伝統製法にもポイントがあるのだとか。

現在では 黒潮町特産品開発推進協議会でブロックの黒糖からさとうきび蜜やさとうきび酢、黒糖かりんとうや黒糖アイス、同じく同地区の特産らっきょうとコラボした黒糖入り甘酢らっきょう漬けなど様々な加工品に展開され販売されています。さて、今回はその伝統製法云々の前に何はともあれ試食から!ということで、蔵元ならぬ精糖元じゃないといただけないものも試食させていただきました。

生産者さんのところに行くと様々な理由で商品化は難しいけれどもとっても美味しい秘蔵のもんに出会える事が「なめ旅(生産者さんを訪ねる)」をする1番の理由かもしれません。

では、試食させていただいた商品をご紹介しましょう。

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■黒砂糖


茶■□□□□□□白
固形度
固□□■□□□□粉
甘み
濃■□□□□□□淡
こく
濃■□□□□□□淡
酸味
強□□□□□■□弱

さとうきび独特のえぐみや酸味をあまり感じることなく、純度の高いコクとか旨みと甘味を感じている間に溶けていく黒糖です。

■桶付き黒砂糖(非売品)


茶□□□■□□□白
固形度
固■□□□□□□粉
甘み
濃□□■□□□□淡
こく
濃□□□■□□□淡
酸味
強□□□□□□■弱

製造工程で精製して煮詰めたさとうきび蜜を冷ます為の陶器の鉢に移す前に、小さめの運び桶に入れるのですが、その運び桶に残って固まった黒砂糖を特別にいただくことができました。勿論正規の商品ではありません。製造者さんだけがいただける贅沢な黒砂糖です。この黒砂糖の水分はほぼ蒸発しきっていて、口に含みカリカリ噛むとふんわりと桶の香りが黒砂糖の旨味と甘味を追っかけて来るようです。食べだすと止められない事必至。ここでしかいただけない贅沢なお菓子です。

■濾過前のさとうきび蜜(非売品)

最終的に煮詰める手前に取り出すのがさとうきび蜜です。そのさとうきび蜜は実際に製品となって売りだされていますが、製品になる前の濾過していないものを舐めさせていただきました。色は濾過していないので若干黒く濁りがありますが、舐めてみるとさらりっとコクのある甘さが口に広がり意外に雑味もあまり感じません。製品になっている「さとうきび蜜」はよりクリアに、より高級な味わいになっています。

■さとうきび蜜+さとうきび酢+お湯

正規の商品でホットドリンクを作っていただきました。まろやかな酸味で、蜜の旨味を楽しめます。柔らかく優しい風味で胃にもすーっと優しく入って来て、ハマりそうなお味です。

次回は製造工程をご紹介→

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