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伊予市郡中の味自慢。愛媛の味を支える、ムロアジ削り節の現場を訪ねてみた。

2015.2.17 

《愛媛》厳冬の氷瀑と猪出汁のおでん

大迫力、氷の滝に感動

雪の華舞う2月初旬、各地でこの冬一番の冷え込みと発表されました。せっかくなので冬らしいものを探しに出かけることに。
愛媛県東温市の古い民家や段々畑の残る谷あい、皿ヶ嶺連峰県立自然公園の中にあるのが今回紹介する 『白猪の滝』。全長96メートルの滝では、厳冬の季節に氷瀑が見られます。白猪の滝までは、山道を約30分。はじめはうっすらと残っているだけだった雪も、徐々に増えていきます。

藁縄のアイゼンを装着する人の姿も。朝の光が木々の間をぬって優しく届きます。

藁縄のアイゼンを装着する人の姿も。朝の光が木々の間をぬって優しく届きます。

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直前まで山肌があるため水の音は聞こえてくるのですが滝は見えず、それは急に姿を現します。

カメラにおさまりきらない大きさ

今年は寒さがそこまで厳しくなく、氷の張りがゆっくりだそうですが、その姿は迫力満点。
川の水も氷り、その下を流れていく水はまるで生きているようで不思議な光景でした。

生きているような水の動きがたのしい

滝の手前に紀伊那智山の如意輪観音が丁寧に祀られていて、この場所が大切にされている様子が伺えました。

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空気が冷たくて気持ちもリフレッシュできます。四季折々で違った表情が見られるそうなので、気になる季節に訪れてみてはどうでしょう。

漱石や子規の歩いた道をゆく

白猪の滝もう一つの楽しみで、夏目漱石や俳人正岡子規の歩いた旧道も通ることができます。
手書きの案内板につられて道を進むと、崖のようになった場所やミニ鎖場もあり、ややスリリング。ですが、ふかふかとクッション性のある、落ち葉の積もった山道はコンクリートの道よりも、歩きやすかったです。

ちょっと不安な手書きの看板

ちょっと不安な手書きの看板

初めて来たら道とはわからないかもしれない

初めて来たら道とはわからないかもしれない

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段々畑や古い民家を見ながら、行きとは違った景色を楽しめます。

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手作りこんにゃくと猪肉のおでんを

山を降りたところにある『白猪屋酒店』では、こんにゃくや大根、練り物、猪肉などの入った大鍋が、薪にかけられていました。おばあちゃんが毎朝手作りするこんにゃくと、臭みがない猪肉は絶品です。出汁も猪だそう。

猪肉を投入したばかりの鍋

猪肉を投入したばかりの鍋

山で随所に見られた味のある看板は、店主のおじさんが作ったそう。「旧道も風情があっていいやろぉ」と、満面の笑みで語りかけてくる姿は、茶目っ気たっぷりでした。

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白猪の滝

〒791-0321 愛媛県東温市河之内

愛媛県東温市河之内

白猪屋酒店

〒791-0321 愛媛県東温市河之内3305
※おでんは祝祭日のみ

愛媛県東温市河之内3305


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