MENU

地元のための阿波踊り:神山町「桜花連」

濱田英明 写真展「ハルとミナ」高知で今日から18日まで開催中

2015.10.2 

祖谷版ティピー “コエグロ” 、イベントあれこれ秋の祖谷。

Share on FacebookTweet about this on Twitter

祖谷版ティピー “コエグロ” のこと

四国の中で最も山深く、いちばん早く冬を迎えるであろう徳島県の祖谷。9月も終わりそうな今日この頃、いよいよ本格的に秋めいてきました。
すでに早朝の気温は10度を切ることもあり、窓を開けては寝られないほどです。

祖谷の秋を象徴する風景といえば、足がすくむほどの急斜面に立ち並ぶ「コエグロ」(茅を円錐形に立てて作る “肥えの蔵” )です。
コエグロは秋に刈り取られた茅(ススキ)を翌年まで保管するために作られるものですが、いくつも建ち並ぶ様は、まるで祖谷版ティピー(インディアンの移動式住居)のよう。でも、小さな茅の祠のようでもあり、とても愛嬌のある祖谷ならではの秋の風景になります。

民家の周囲にコエグロあり。祖谷に来たなら、ぜひ民家のある集落まで登って間近にコエグロを見て欲しい。写真は東祖谷大枝集落の、武家屋敷喜多家の手前。

民家の周囲にコエグロあり。祖谷に来たなら、ぜひ民家のある集落まで登って間近にコエグロを見て欲しい。写真は東祖谷大枝集落にある武家屋敷旧喜多家周辺。

こうして茅場(茅を育てるための場所)でコエグロとして越冬した茅は、春を迎えると順次細かく断裁され、翌秋まで畑の肥やしとして断続的に利用されます。かつての茅葺き屋根の材料としてももちろんですが、祖谷において茅は今でも食料を得るための畑作りでは何よりも重宝されており(土に混ぜたり根本に敷いたり)、祖谷暮らしには無くてはならないものなのです。

8月下旬、そばを撒いた畑に、肥料として刻んだ茅を撒いているところ。

8月下旬、そばを撒いた畑に肥料として刻んだ茅を撒いているところ。東祖谷栗枝渡集落にて。

物凄く広い祖谷では、秋は転げ落ちるように進みます

さて、そんな秋本番を迎える祖谷地域では、各地で様々なイベントが行われます。
とくに10月は「祖谷平家まつり月間」とされており、一年を通じて最もイベントの多い季節となっています。

そして、一口に祖谷と言っても物凄く広い。東は霊峰「剣山」から西は天然記念物「大歩危峡」まで約50km、車での所要時間は約2時間。そして、その高低差は1,700mもあるのです。
そんな上下左右に広い祖谷では、まるで秋が東から西へ、上から下へと転げ落ちるように進んでいきます。(ゆえに、紅葉の見頃も場所によって異なります)

以下に、10月〜11月にかけて祖谷地域で開催されるイベントを挙げてみたいと思います。
この機会に、気になるイベントを見つけて、コエグロを眺めつつお出かけしてみてはいかがでしょうか?

もちろん、見事な紅葉も、温泉も、各所で楽しむことができます。

かかしの里「名頃」が登山口になる三嶺(標高1,894m)の登山道は紅葉の回廊。(2014年10月26日撮影)

かかしの里「名頃」が登山口になる三嶺(標高1,894m)の登山道は紅葉の回廊。(2014年10月26日撮影)

昨年四国大陸でもご紹介した「落合峠」付近の紅葉。

2年前に四国大陸でもご紹介した「落合峠」付近の紅葉。


http://459magazine.jp/journey/6807/ (《四国の紅葉》落合峠、四国大陸)

祖谷の秋のイベントあれこれ

JAZZフェスタin祖谷>

2014年、第24回目開催時の様子。

2014年、第24回目開催時の様子。

今年でなんと25回目を迎えるという、祖谷の山奥で四半世紀続く密かな人気イベント。出演はルパン三世の主題歌の演奏でも知られる、ビブラフォン奏者大井貴司さん率いるJAZZバンドです。毎回恒例の、祖谷の料理人高橋敬四郎さんの作る山の幸をふんだんに使ったスペシャル創作料理も楽しめます。
会場は樹齢800年、四国で2番目に大きいとされる「鉾杉」のたもと、大きな茅葺き屋根の「武家屋敷旧喜多家」です。
日時:10月3日 18:30〜
場所:武家屋敷旧喜多家(東祖谷大枝)
費用:観覧料 5,000円(要予約 定員60名)
問合せ先:JAZZフェスタin祖谷実行委員会 TEL:0883-88-2677

天空の郷かかし祭り

賑わうかつての名頃小学校を再現したということです。深いです...。

賑わうかつての名頃小学校を再現したということです。深いです…。

海外メディアでも度々取り上げられ、今やそのシュールな魅力はワールドワイド。もはや外国人の方が来訪者が多いのでは…というほどの祖谷最奥地、標高900mの集落「名頃」にて開催。今では完全に人間を凌駕する程の人口を誇るカカシ達が、100年以上の歴史を刻み3年前に廃校となった名頃小学校に集います。
日時:10月4日 9:00〜15:00
場所:かかしの郷(東祖谷名頃)
費用:無料
問合せ先:三好市観光課 TEL:0883-72-7620
[参考]
http://www.nippon.com/ja/column/g00198/ (nippon.com)
http://www.atlasobscura.com/places/nagoro-village (Atlas Obscura)

マチトソラ芸術祭 2015

今年で三回目、三好市内の「マチ=阿波池田」などと「ソラ=祖谷などの山間部」を舞台に開催される、現代アートの展示とアーティストによるワークショップを中心にした芸術祭。いくつかのイベントやワークショップは要予約の場合もあります。詳細は、下記公式ウェブサイトより。
日時:10月10日〜11月3日
場所:徳島県三好市 (阿波池田、出合、東祖谷落合集落、大歩危)
費用:無料(一部イベント等は有料)
問合せ先:マチトソラ芸術祭実行委員会 TEL:050-3476-1769
http://machitosora.com/art/

第6回祖谷襖からくり夜間公演

祖谷の伝統芸能でもある「襖からくり」が、西祖谷にある2つの農村舞台で夜間公演されます。
・日時:10月10日 20:00〜21:45
場所:後山農村舞台(西祖谷山村後山)
・日時:10月24日 20:00〜21:45
場所:徳善阿弥陀堂横広場(西祖谷山村徳善)
費用:無料
問合せ先:三好市観光協会 TEL:0883-76-0877
[参考]
http://www.joruri.info/butai/butai.html (阿波農村舞台・阿波人形浄瑠璃 ボランティアガイド)

祖谷平家まつり

西祖谷かずら橋前のイベント広場で行われる、平家落人伝説にちなんだ伝統芸能の披露を中心としたイベント。特に、祖谷の有志「祖谷十八人会」による平家落人伝説を演じる劇は、祖谷に伝わる平家伝説を分かりやすく伝え、完成度も高く必見です。
日時:10月25日 10:30〜
場所:かずら橋イベント広場夢舞台(西祖谷山村善徳)
費用:無料
問合せ先:三好市観光課 TEL:0883-72-7620

その他のイベントや、三好市内各会場へのアクセスの詳細は、以下よりご覧ください。
http://miyoshicity-kankokyokai.or.jp/event (三好市観光協会)
http://www.miyoshinavi.jp/09event/ (大歩危・祖谷観光NAVI)

33.870699, 133.896950


Comments are closed.