じゃない阿波踊り
徳島の夏、といえば阿波踊り。
その阿波踊りといえば、お盆の4日間に徳島市内で行われている、観光客が大勢訪れる大規模なものというのが一般的なイメージだと思います。
徳島生まれの私自身も3年前に神山で働き出すまでは、そのイメージしかありませんでした。
(私の生まれた町には、阿波踊りが身近にはなかったのです)
でも、そうじゃない阿波踊りもあります。
神山町の阿波踊り連の「桜花連」さんは、地元・神山町でガッツリ踊るのです。
2日間に町内の20カ所以上で
今年は8/12・13の2日間、神山町内各地を踊って廻っていました。
駐車場や空き地で踊ったり、通りを踊りながら進む「流し踊り」をしたり、合計20カ所以上!
みんな待ってる
どこの地区でも待ってる人がいて、みんな笑顔で阿波踊りを見て楽しんでいました。
病院で、老人ホームで、おじいちゃんおばあちゃんが嬉しそうに見ていました。
あの「市内」の阿波踊りを見に行くのが難しい人たちは、この阿波踊りを本当に楽しみにしているようです。
ひ孫・里帰り・昔話
ひ孫が3人桜花連で踊っているおばあちゃんが笑顔で手を叩いていました。
里帰りして家族みんなで見ている人たちもいました。
流し踊りに孫・ひ孫と歩いて付いて行くおじいちゃん。
お嫁に行って桜花連をやめた女性も里帰りして声援を送る。
踊りを見ていたある商店のおじいちゃんは、桜花連ができるずっと前に神山で連を作って踊っていたそうな。
地元のために。「市内」は別物
8月13日にえんがわオフィスの通称「えんがわ演舞場」で開かれた桜花連さんの演舞をどうぞ。
踊っている人に聞いてみると、桜花連は地元・神山町の人たちに阿波踊りを楽しんでもらうための連で、
この2日間の地元での踊りを終えたら、気持ち的には90%終了とのこと。
残り10%は8/15に徳島市内で踊ること。(8/14は神山のお盆で踊りはお休み)
それは地元での踊りを頑張った「自分へのご褒美」なので楽しむだけだそうです。
あの「市内」の阿波踊りも素晴らしいですが、この「地元」の阿波踊りもまた本当に素晴らしいですね。
きっと、こんな阿波踊りが県内各地にあるのだと思います。
阿波踊りのある国に生まれてよかったなぁとまた思ったのでした。
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