地元住民が作り上げるコンサート
4月19日(日)に、先日こちらで告知した「新野竹林コンサート」に行ってきました。
コンサート会場の竹林へと入って行くところ。
キレイに作られた竹の看板が雰囲気を盛り上げます。
竹林を通って会場へ。
会場横の民家で地元食材の物販もあれこれありました。こちらのパン屋さんは黒川さんのおやつ工房。
お母さんを手伝うお嬢ちゃんにオススメを教えてもらって、私もいっぱい買っていただきました。おいしー!
今回の竹林コンサートの発案者・枝川さんの挨拶でコンサート開始。
空は雲で覆われていたので、雨が降らない事を祈りながら。
それにしても立派なステージ、本格的な音響システムにはビックリ。
トップバッターは地元新野中学校箏曲部による琴の演奏。
竹林に響く琴の音、とても心地よかったぁ。
音楽って素晴らしい!竹林とも相性バッチリ!
観客はのべ300人にも。
あちこちに竹細工。
たけのこも聞き入る?
竹もいい具合に残してある客席。竹に包まれてる感じがいいのよね。
かぐや姫もいましたよ。あちこちに。
新野小唄をみんなで唄いました。
「ほんに 新野 よい所 チャラララ ランラン」
地元小学生たちが「はないちもんめ」「あんたがたどこさ」で盛り上げてくれました。
枝川さん(右端)もウクレレで参加した親父バンドが多彩な楽器とトークで会場を湧かせてくれました。
音楽できる親父はかっこいい!
新野の竹を使ったウォッシュ・タブ・ベースも披露(真ん中の人)。
いろんな音が竹林に響いて、みんないい気分。
トリは四国大学吹奏楽クラブ。
多彩な出演者であっという間にコンサートも終了。
心配された雨も最後にほんの少しちらついた程度でほぼ影響なし!本当によかったよかった。
みんながみんな笑顔で帰る
終了後、ホッとした枝川さんに大勢の方が笑顔で声を掛けていました。
大成功おめでとうございます&おつかれさまでした。
お客さんを見送る青江さん(黄緑のスタッフジャンパー左から2人目)たちもいい表情です。
枝川さんも、みんなが笑顔で帰る様子を見た時に一番嬉しさを感じたそうです。
そんなことができる「音楽」というものも、本当に素晴らしいですよね。
募金箱ならぬ募金竹。
後日、竹を割って出したところ総額¥18,366だったとのこと。
今後の竹林コンサート運営費に当てられます。
大成功のポイント。あなたの地域でもきっとできる!
もちろん、新野町の方々の努力で素晴らしい会場が出来上がっていたこと自体が素晴らしいのですが、
私なりに感じたポイントを2つ。
1つ目は駐車場となった新野東小学校。170台が利用したとのこと。
車社会の徳島で、大きな駐車場が使えて会場まで徒歩5分。
これは新野町のすごい財産ですね。
2つ目は会場近くに民家があること。
トイレ・休憩所があることは観客の安心に繋がりますね。(庭先では地元食品を販売していました)
そして、控え室やコンサート会場の本格的な音響システムの電源供給源にもなってました。
逆に言えば、竹林と駐車場と家があれば日本中どこでもできますよ!!
今回のステキなステージは取り壊さずに残して、毎年春・秋と竹林コンサートを続けて行きたいとのこと。
しっかりと作られたステージは10年以上はもつそうですよ。
面白い活用案を新野町に提案してもいいかも知れませんね。
枝川さんコメント
今回の竹林コンサートは、私が2ヶ月前にやろうと言い出した時から、たくさんの人がボランティアで手伝ってくれて無事やり遂げる事ができました。
感動を与えてくれるのは、金の力ではなく、人の力だという事を実感しました。
今後の竹林コンサートについては、ハード面は少しづつグレードアップしていきたいと思いますが、ソフト面は初心の気持ちを忘れずにやっていきたいと思います。
今回の新野竹林コンサートは、地元に普通にあるものを工夫して利用した素晴らしいイベントでした。
地域住民の協力で作り上げた、本当の手作りイベント。
地域外からのゲストや地元の子供たちを楽しませて、それを自分たちも楽しむというまちづくりのお手本のような取り組みでしたね。
今回出演した子供たちも、竹林の客席で見た子供たちも「あの時、地元の竹林でコンサートしたなぁ」と、一生の思い出になるんだと思います。
そういう意味でも、シンプルですが未来に繋がる素晴らしい活動でした。
みなさんも自分の地元で何かやってみてはいかがでしょうか?
何かあるよきっと。