MENU

和紙にプラチナプリントワークショップ

特別展|土佐和紙とプラチナプリント展

2013.8.2 

プラチナプリントのために生まれた土佐和紙
「土佐白金紙」開発ストーリー[1]

Share on FacebookTweet about this on TwitterPin on Pinterest

kamigami

土佐和紙がプラチナプリントに出会った!

土佐和紙の秘めた可能性に日々チャレンジしている高知県の地元の若き紙漉き職人さんたちと、プラチナプリント専用和紙を開発したいと長年願っていたプラチナプリント専門家が出会い、2年に渡る開発期間を経て2013年春、その和紙はついに完成したのです。その名も「土佐白金紙」!

5月に四国大陸ヘッドラインで紹介させていただいた「和紙にプラチナプリントワークショップ」は、この和紙開発の完成プレスリリースと、実際にプラチナプリントと和紙の使い心地を体験していただこうと開催されたものでした。

まずはそのレポートから。
土佐和紙がプラチナプリントに出会うまでの道のりを数回に分けてご紹介したいと思います。ずっと見守らせていただき、紙漉き職人さんやプラチナプリンターさんが納得する仕事になったことを見届けることができて本当にうれしい気持ちです。

和紙にプラチナプリントワークショップ
2013.5.25(土)26(日)
場所:いの町紙の博物館
講師:西丸雅之氏(フォト・ギャラリー・インターナショナル)

2012年10月〜2013年4月、紙漉きに適した季節にプラチナプリント専用和紙の本格的紙漉きを行い、販売前の和紙がついに完成。その和紙製作発表会として、また、その和紙とプラチナプリントを実際に体験してもらおうとワークショップが開催されました。

「プラチナプリント」は文字通り、プラチナを紙に塗布し光に感光させて写真をつくる「手作り写真表現」のことなのですが、ファインアートフォトグラフィーの分野で人気の高い写真印画法。これには支持体としての紙がとても重要な要素を占めており、それに和紙が使われれるようになってきています。中でも雁皮紙が人気なのですが、なかなか理想的な紙がないのが実情です。そこで、理想の和紙づくりを一から始めました。土佐和紙の特徴は楮和紙。この土佐和紙の特徴を活かして土佐産の楮を使用し、これまでにない斬新で、理想的なプラチナプリント用和紙が出来上がったのです。

土佐白金紙07

今回実際に紙漉きされた土佐の山・紙資源の会・田村寛さん。同じく田村亮二さんも会場に。

和紙にプラチナプリントすることの何が面白いかというと、まず極めてアナログなプリントプロセスでありながら、ネガフィルムはデジタル画像から作成するという超ハイブリッドなプロセス。そして、自分で紙に感光液を塗ってと、すべてが手作業でオルタナティブなプロセス。
それそのものが楽しいのですが、さらに和紙に焼き付けた画面の柔らかな階調と深い黒の色調。まるでそこにあるかのような被写体の存在感。

そして保存性。プラチナプリントは500年その画像を保つと言われていて、和紙は1000年と言われますので、どれだけ遠い先の世代まで今日の出来事が写真として残されるのか、ペーパーメディアの伝達性はあなどれません。

土佐白金紙08

レクチャーをするフォト・ギャラリー・インターナショナル西丸雅之氏。
今回の紙づくりを指揮しました。日本有数の写真技法研究家であり、プラチナプリンターでもあります。

ワークショップでは1.プロ、ハイヤーアマ写真家コースと、2.一般コースの2コースが用意され、プリントする写真は参加者自らが撮影した写真を持参、まさに、世界にひとつだけのプラチナプリントを制作しました。
どの工程も一つ一つが初めての体験に、参加者全員がわくわくしている様子が印象的でした。感光させた後、現像液につける工程では絵が一瞬にして現れるのですが、その瞬間「わーっ」と歓声が上がって会場は一体化。童心に帰るとはまさにこのこと。

土佐白金紙

和紙に感光液を塗っている様子。ちょいと緊張します。

土佐白金紙06

デジタルネガを感光液を塗った土佐和紙にセットして..。2分間ほど焼き付けます。焼付機も西丸氏オリジナル。

土佐白金紙02

熱心にプロセスを見守る参加者の皆さん。現像液に浸すと、一瞬で絵が現れます。この後参加者の皆さんが実際に体験しました。

コース1では本格的なプラチナプリントのレクチャーがあり、よりプロフェッショナルな内容でしたが、プリントプロセスは初めてという参加者も多く、また和紙へは写真の支持体としてのアプローチから興味を持ってもらうことができ、大変楽しい一日となりました。
この日に参加者が制作した作品は、秋の展覧会にて展示されることになっています。

土佐白金紙09

皆さんがプリントした写真を板に貼って乾燥しているところ。額装して秋の展覧会で展示されます。

いの町紙の博物館 特別展 土佐和紙とプラチナプリント/オルタナティブプロセス:新たな価値創造への試み
Special Exhibition : Creating New Value with Tosa Washi Platinum & Alternative Photo Processing

場 所 いの町紙の博物館 http://www.k3.dion.ne.jp/~tosawasi/
会 期    2013年9月28日(土)~10月20日(日)
時 間    9時~5時
休館日    月曜日
入館料    500円
出展作家 志鎌猛、宮嶋康彦、マーク・シンク(アメリカ)、フランシス・シャンバーガー(アメリカ)、吉岡さとる

>>>つづく

[google-map-v3 width=”690″ height=”460″ zoom=”12″ maptype=”roadmap” mapalign=”center” directionhint=”false” language=”default” poweredby=”false” maptypecontrol=”true” pancontrol=”true” zoomcontrol=”true” scalecontrol=”true” streetviewcontrol=”true” scrollwheelcontrol=”false” draggable=”true” tiltfourtyfive=”false” addmarkermashupbubble=”false” addmarkermashupbubble=”false” addmarkerlist=”高知県吾川郡いの町幸町110-1{}1-default.png” bubbleautopan=”true” showbike=”false” showtraffic=”false” showpanoramio=”false”]

四国、紙々のはなし。 12345


Comments are closed.