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2014.9.3 

丹下健三の香川県立体育館が閉鎖・・・

国立代々木屋内総合競技場の雛形にもなったと言われる丹下健三の伝説的な建築物「香川県立体育館」。

今から丁度50年前の1964年に竣工したこの建物が、耐震改修工事の入札不調によりこの9月末に閉館が決定し、将来的には取り壊しの危機にあります。

香川県立体育館

個人的に神や精霊というのは人の想いのエネルギーの集積だと思っています。なので巨石や山、巨木など長年ある自然物には神が宿る。最近なら芸術作品も然り。その巨大さゆえ皆の意識を集めやすい名建築には、そういうものが確実に宿っていると。 その様な力ある景観は無意識に人の心理に影響を与え続けています。そんな街のシンボルとされた造形物は、軽々しく取り壊してはいけないと思っています。高松築港にかつてあった県営桟橋。かの昭和天皇も御くぐりになった歴史ある建物を目の前で取り壊されたあの時の屈辱を繰り返したくないのです。もう二度と。

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香川県の建築家有志が保存の会を立ち上げました。
保存の会FBページ https://www.facebook.com/kagawakentaihozon
ツイッター https://twitter.com/kentai_hozon

9月末で閉館ということは決まっているので、今後の動きを注視したいと思います。

ロビーにはヤクルトの容器のデザインで有名な剣持勇の椅子が!くつろぎ放題。
香川県立体育館

香川県立体育館

照明も剣持さんのもの
香川県立体育館

割れたらどう修復するのかすら謎な鉄格子にカッチリとはめ込まれたガラス。建築家が絶大な力を持っていたからこそ出来る仕事。
香川県立体育館

丹下さんの御用達だった石黒デザイン模型研究所による超精密木製模型も!
亀のような船のような特徴的吊り天井の形がよく分かります。
香川県立体育館

ジムは現役で可動中。9月末までなら誰でも利用可能。一回150円です! 利用時間は午前8時30分~午後9時まで
香川県立体育館
香川県立体育館
香川県立体育館

香川県立体育館

名 称 :香川県立体育館
竣工年月日:1964年(昭和39年)8月18日
意匠 設計:丹下健三+都市建築設計研究所/集団制作建築事務所
構造 設計:岡本建築設計事務所
設備 設計:建築設備研究所
現場 監理:香川県土木部建築課
施 工 :(建築)清水建設株式会社
(電気)近畿電気工事株式会社
(機械)斉久工業株式会社
総 工 費:215,500,000円(当時と現在の物価の違いに注意)

構 造 :プレストレストコンクリート造
一部鉄筋コンクリート造
吊り屋根構造

敷地 面積:6,640m2
建築 面積:1,512m2
延べ床面積:4,707m2
固定座席数:1,300席

以上「香川県立体育館建築ガイドブック」より抜粋

保存の会としては交流も兼ね、毎週水曜夜19:00からジムトレ&撮影会を行っております。初心者大歓迎、お気軽にお越しください。

香川県立体育館


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