全国規模のクラフトフェアをめざして
いよいよ明日、高知最大のものづくりイベント「village」が高知市鏡川河畔のみどりの広場と山内神社で開催されます。
villageは、高知市で17年にわたり雑貨店SAIL atelierを営んできた山﨑早太さんが抱えてきた「ものづくりの人たちの村をつくりたい」という熱い思いの結晶です。
「村をつくりたい」だなんて、その言葉だけを聞けばそんな馬鹿なと思われてしまうかも知れません。しかし、高知県は数多くのものづくり作家が居を構え、ゆるやかに全国へと発信している土地柄。そういった人々が幸せに、楽しくいつまでもものづくりに励んでいくことができる土地にしていくことができれば、効果的な移住政策になっていくのかも知れません。
彼を支えるのは、熱い思いを受け止めた市内の雑貨店やカフェ、音楽家、宿泊施設、デザイン事務所など15人あまりのメンバー。この一年あまり山﨑さんを「村長」とあだ名し、共に手弁当で企画や出店調整をし、準備に奔走してきました。
山﨑「村長」の思いは、全国規模のクラフトフェアにしていくこと。近年、松本をはじめ全国各地で大規模なクラフトフェアが開催されていますが、四国では本格的なクラフトフェアはまだまだ少ない状況です。高知県はもちろん、四国、全国のものづくり作家たちの発表の場を高知でもつくりたい。それが「村」への第一歩というわけです。

昨年のvillageの様子
第二回目は5月17-18日!
villageのイベント自体の歴史は浅いもの。昨年度シキボウ工場跡地で約80店舗で開催したのが一回目で、ネットや参加店舗の口コミ力などでいきなり1万人以上のお客さんが2日間で来場しました。
今年は会場を市内中心部にほど近い鏡川河畔と山内神社境内へと変え、主に高知県内で活動する工芸や陶芸、皮革、ガラスなどのものづくり作家、国内外から集めてきた様々な雑貨や古道具、書籍、文具、衣服、食材などを扱うショップ、素材や味にとことんこだわったカフェやパン屋、珈琲店などの飲食店、のべ119店舗が出店。
当日会場マップはこちら
ライブは会場内2箇所に設けられたステージでなんと19回も開催。WATER WATER CAMELの田辺玄さんや森ゆにさんなどなど高知や香川、東京、山梨、京都などから15組が出場します。注目は、一日目のトリを飾る「sonobe nobukazuとポンコツ楽団」です。ヴォーカルの園部さん以外は職人やお菓子屋、食堂主人に宿の女将といわば素人揃いのバンドですが、チューバやオーボエ、トランペットにトロンボーンなど、なんともあたたかい音楽を披露してくれます。
なにはともあれ17日と18日は、villageへ。
初夏の高知で、ゆっくりとお店巡りを楽しんでください。
village モノと食 音が奏でる土日市
5月17日(土)〜18日(日) 10:00〜17:00
高知市みどりの広場+山内神社
http://village-kochi.com/
※近隣の駐車場をご利用ください。山内神社駐車場は利用できません。