MENU

四国で演劇をつくることについて その4

「SHIKOKU CRAFT 2013」地元四国で開催!

2013.10.29 

土佐和紙漆喰張り子

Share on FacebookTweet about this on Twitter

高知市の隣に位置する紙のまち・いの町に、土佐和紙を使って張り子を作る「草流舎(そうりゅうしゃ)」はある。
草流舎の張り子は、「女だるま」など伝統的な物もあるがオリジナルの物が中心だ。土佐和紙(楮紙や雁皮紙)を丁寧に貼り重ねて形を作り、彩色する。
張り子の中には無患子(むくろじ)の実が1個入っていて、振るとカラカラ音がする。無患子は、羽子板の羽の軸にも使われる黒くて堅い実。患うこと無く健やかな成長を願って、また災いを避ける願いを込めて張り子の中に入れられている。お客さんが無患子を拾い集めて届けてくれてくれることもあるようだ。私が伺った日もお客さんから頂いたという無患子が盆ザルの上に広げて干され、出番を待っていた。温かい想いが集う場所から生まれる張り子は、なるほど優しい気配をまとっている。

草流舎が数年前から制作し始めたのが「土佐和紙漆喰張り子」。雁皮紙を何重にも丁寧に貼り合わせた上に、土佐漆喰を用いた「漆喰絵具」で彩色をする。草流舎オリジナルの「漆喰絵具」は土佐漆喰に弁柄や柿渋などを混ぜて作られており、落ち着いた色合いに上品さと温かみを感じる。鮮やかな彩色が主流の張子細工において、土佐和紙漆喰張り子の色合いは異彩を放つ。

今の時期にお勧めしたいのは、来る2014年の干支である午の張り子。その年の干支の置物を飾れば、良い運を家に招き入れると言われている。また、馬の置物は「左馬」と言って頭を左向きに置くと縁起が良いとされており、草流舎の午の張り子は左側に頭を上げる左馬。丁寧に作り上げられた手のひらサイズの小さな午の張り子は、足取りも軽く幸運を運んできてくれそうである。

■草流舎ホームページ http://www.h2.dion.ne.jp/~souryuu/


Comments are closed.