3年に一度、香川の島々で開催される「瀬戸内国際芸術祭」。2回目となる今年は、連日の猛暑にも負けず、ただいま夏会期の真っ最中です。とはいえ「さすがにこの暑さじゃねぇ」と思っている方、それなら夜の島はいかがですか?
女木島では、夏会期中の金土日と8/12~15だけ、高松行きの最終便を21:00まで延長して、ナイトプログラムを行っています。お目当ては、ライトアップした大竹伸朗の「女根/めこん」と、木村崇人の「木もれ陽プロジェクト<星の島>」。18:10高松発のフェリーに乗って女木島へ。夕涼みがてら、のんびり夜の島を歩いてきました。
高松港からフェリーで20分、女木港に着くと、昼間の人並みが引いて、ようやく島は普段の姿を取り戻します。日没まで少し時間があるので、島の中を散歩します。島に来ると必ず行くのが住吉神社。まずは島の守り神にごあいさつ。ちなみにここの狛犬は石像ではなく焼き物。岡山県の備前焼でつくられています。女木島と男木島がかつて直島の所轄だった頃の名残でしょうかね。
住吉神社から歩いて5分足らず、女木小学校(休校中)の校庭に「女根/めこん」があります。 女木島の生命力にインスパイアされたという大竹さんの作品は、元々あった大きな椰子の木と真っ赤な鉄の造形物が合体した作品。昼間と違って、夜は空間全体が赤くライトアップされていて、ちょいとインビな感じ。個人的には昼より夜が断然いいなぁ。ぜひぜひ夜めこん、おすすめです。
めこんを通り過ぎで集落のはずれまで歩いて行くと、小さな迎え火が見えてきました。「木もれ陽プロジェクト」の受付で“星取り網”を受け取ると、ミニレクチャーが始まります。そもそも普段見ている木もれ陽が丸いのは、光源となる太陽が丸いからで、その形を星型にすると、映し出される木もれ陽も星型になるんだそう。網ですくうように星影を集めては、しばらくうっとり眺めて、また放つ。な〜んにも考えずに、ただただ星を追いかける時間。
21時のフェリーを待つ間、港近くの屋台で生ビールと焼きそばでちょっと一息。20時までならレアンドロの作品に併設されたレストラン「イアラ女木島」でごはんも食べられます。夜の島を歩くと、ほんの少し、その島のことがよくわかる。この機会に、ぜひ夜の島を楽しんでください。
瀬戸内国際芸術祭2013 アートと島を巡る瀬戸内海の四季
http://setouchi-artfest.jp/
夏|7月20日[土]—9月1日[日]44日間
秋|10月5日[土]—11月4日[月・休]31日間
[開催地]瀬戸内海の12の島+高松・宇野
直島/豊島/女木島/男木島/小豆島/大島/犬島/沙弥島[春のみ]/本島[秋のみ]/高見島[秋のみ]/粟島[秋のみ]/ 伊吹島[夏のみ]/高松港・宇野港周辺
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