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2月28日まで!! 高知家の風景ーノスタルジー散策ー《高知県立美術館》

高知の《裏》ご当地パン 「ニコニコパン」は物語る

2015.2.3 

《徳島》出羽島に泊まってアートを探した一日

ボクは徳島県牟岐町に地域おこし協力隊として2014年9月移住したわけなんだけど、移住してから「いつか泊まってみたいな」と思っていた出羽島にようやく泊まることが出来た。出羽島では「出羽島アート展」と言われるイベントが開催されているのだが、今回はアートつながりということで、出羽島がもつオリジナルのアートをのんびりと探してみることにした。

まずは最高のアート「朝日」

徳島県南部に住んでいたら、東の空をいつもでも拝むことが出来、天気のいい日には簡単に朝日を拝むことが出来る素晴らしい土地でもある。そしてそれは離島であれば尚更で、出羽島から簡単に朝日を拝むことが出来るのである。

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6時30分に起床してすぐに朝日を確認しにいく。泊まった民宿から朝日ポイントまでは歩いて1分。徐々に空が焼けていくのが目で確認出来る。目の前に見える島は津島と大島。牟岐町には三つの島があり、人が住めるようになっている島はこの出羽島のみ。他の島は磯釣りが盛んであったり、「千年サンゴ」と言われる巨大なサンゴ礁が海中に眠っていたりする。

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7時過ぎ。朝日が顔を出した。非常に素敵な景色。雲が溜まっていたのでこの日は「綺麗に見えないかもね」なんて話を、出羽島滞在中のカメラマンとしていたけどとんでもない。めちゃくちゃ綺麗。

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空とのグラデーションもものすごく綺麗。実は少し前までオーストラリアに住んでいたのだが、その時は毎日のようにこんな素晴らしい景色を見ていた。それがキッカケで好きになった太陽のある景色。その時の気持ちを思い出した。

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太陽光が強くなっていく。エネルギーが半端ではない。

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太陽は最高のアートであると感じるのはボクだけだろうか。

そして出羽島のアートを探す一日

夜が明けてすっかり太陽も昇りきったので、アートを探そうと島内を探索。出羽島は周囲は4kmほどしかなく、家が並ぶエリアであれば1時間もあれば十分に回れるような小さな島。とにかくフラフラしてみた。

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置かれた青い瓦。

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塗りだくられた青い家。

出羽島は主にコールタールで塗りだくられた家が多く残っているのだが、ペンキで青く塗られた家もチラホラ見られる。なんで青に塗るのか?実際に青に塗っている人の話を聞いてみると「青は健康カラーだから」だそう。また「大阪から息子が帰ってきた時にわかりやすくするように」との話もちらっと聞いた。一瞬聞くと泣けてしまいそうになるのだが、だからと言って青に塗らなくてもいいだろうとツッコミも入れたくなってしまうようなエピソードなのだ。

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バケツも青に。この圧倒的な存在感を見ると、青で正解なのではないかと思ってしまう。

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手押し車も青に。名前なのか?青鳥?青島と書いてある。

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青もあるのだが時々みどりのペンキで塗られた箇所も見られる。このみどりの自転車はよく走っているのを見かけることが出来る。要は現役バリバリなのである。

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その辺に置いてある自転車もこの島で見るとなんとなくアートに見えるから不思議。そして捨ててあるのではなく、置いてあるだけ。こいつもきっと現役バリバリ。

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昨年の出羽島アート展の時の残りと思われるモノ。出羽島にはシラタマモと呼ばれる国指定天然記念物があるのだが、それの妖精?か何からしい…非常に怪しいのである。

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漁師さんが海から見る反射板みたいなもの。島内から四国を見るとなんだかアートに見えてくるのはボクだけだろうか?

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妙にカッコよく気になっている小道。出羽島にはこんなカッコイイ小道がたくさんあるのだが、特にこの小道が一番気になる。因みに朝日を見に行くための道はここを使った。

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手押し車で運ばれる大根。出羽島で手押し車は「車」と呼ばれている。

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干満の激しかったこの日は、干潮時にはものすごくみどりの苔がむきだしになっていた。みどりすぎてカッコイイ。満潮時にはこの苔あたりをチヌがフラフラとしている。

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漁船の修理場も干潮時にはみどりの苔が。

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車がないのにカーブミラーが設置されている不思議。きっと自転車用だろう。そして後ろの建物は青色。

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「まさにカニクイがカニを喰おうとする瞬間」。ああ…これシュール過ぎて好きだ。

人とのつながりこそが島の魅力でもある

一日フラフラとアートを探して回ってみた。しかしどこの町や島も同じだと思うが、やっぱり一番の魅力はヒトだよねと思わずにはいられなかった。
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漁が終わって次の日の漁の準備をする漁師さんたちの光景。網をほどいでオキアミをつけていた。

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道で話し込む島民のヒトたち。出羽島には車がないから気を付ける必要はない。当然車によるノイズもないので非常に静かである。

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漁師の子供に魚の捌き方を教えてもらう、いい写真を撮ろうと出羽島に泊まりこみのカメラマン。

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連絡船に手をふるカメラマンと島民の釣り好きお母さん。カメラマンはこのお母さんに張り付き、魚を釣る瞬間を撮ろうとしていた。思いが通じたのか?みごとこの後あいごを釣って写真を撮ることが出来た。お母さんはものすごく満足げでうれしそうにしていた。

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朝からひたすら犬を散歩させているおじいちゃん。どっちが散歩してもらっているのか分からないほど散歩していた。

実は牟岐・出羽島アート展が3月から行われる

なぜアートと言っているのか?なぜヒトと言っているのか?実は昨年の「出羽島アート展2014」に続き、今年も「牟岐・出羽島アート展2015」が行われるのである。

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牟岐・出羽島アート展2015

今年は昨年とは違い、出羽島だけではなく、牟岐町をも巻き込んで行われることになった。「町が 人が アートで つながる」というコンセプトで、アートを通じて、アートをツールとして使って、町と人がもっともっとコミュニケーションをとっていければという思いなのである。なので昨年の出羽島のみのアート展とはまたひと味違った、それはそれで面白いアート展になるのではないかと感じている。

…というわけで、出羽島にも是非来ていただきたいのだが、牟岐町へもこのアート展をキッカケに是非来て頂けたらと思っている。

出羽島へのアクセス

出羽島連絡船(大生丸)時刻表

牟岐港発 出羽島港発
6:30
7:00 7:25
8:20 9:00
11:10 12:20
13:30 15:00
16:00 16:35
17:20

料金

大人1名 片道220円(8月1日から9月30日までは230円)
小人1名 片道110円(8月1日から9月30日までは120円)
団体割引 15名様より1割引

33.636200, 134.425508


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