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《高知・須崎特集》 閉ざされた空間に光が差し込む、 新たな須崎アートのはじまり ~現代地方譚2現場レポート⑥

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2014.11.20 

高知県立美術館の新たな大コレクション、写真家・石元泰博作品専用展示室が完成!

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写真家・石元泰博

高知県ゆかりの写真家、石元泰博作品をじっくりと観覧できる専用展示室がオープンした。
その記念すべき第一回目の展覧会が今開催されている。

美しいモノクロームの表現、完璧なコンポジション(画面構成)、バウハウスの教育理念をアメリカで学びながら、どこか日本的なモダンさを感じるところがとても魅力的であり、観れば観るほどその魅力は増す。
全て石元氏自身のプリントによる作品の前に立って眺めながら、氏がどんな気持ちでファインダーに視線を注いでいたのだろうと想像するだけですっかり石元ワールドに引き込まれてしまう。

石元泰博氏は、1921年アメリカ・サンフランシスコ生まれ、氏の両親の出身地である高知県で、高知県立高知農業学校を卒業する1939年まで過ごした。その後、単身渡米。シカゴのインスティテュート・オブ・デザイン(通称、ニュー・バウハウス)で、写真技法のみならず、石元作品の根幹を成す造形感覚を学ぶ。1953年、桂離宮に大きな感銘を受け、本格的な作家活動を開始。桂離宮に内在するモダニズムを氏の鋭い視点で写し出した写真作品はのちに高い評価を受けることとなる。「シカゴ」、「東京」、「シブヤ、シブヤ」など、様々なテーマで作品を発表し続け、生涯現役の写真家として走り続けた。

第1期の展示は「はじまり」を感じさせるキュレーション。その時代、時代の変化、変化の節目など、それぞれの「はじまり」を表現している。
是非、本物の作品に触れながら、一人でも多くの方に石元作品の魅力に気づいてもらえたらと思う。

写真作品の研究機関として「石元泰博フォトセンター」設立

昨今、作家の個人作品が美術館に寄贈されるという流れがある中、一カ所に膨大な数の寄贈を希望されても施設側に受け入れ態勢が整備されていないなどの理由で所蔵が分散しがちだが、ひとつの美術館でこれほどまでの膨大なコレクション※が一堂に保存され、鑑賞の機会を提供することは公的美術館のフロンティア的活動であると言えるだろう。写真作品の研究機関として「石元泰博フォトセンター」も設立され、日本の作品保存研究分野においてもその役割を成す、非常に重要な潮流と言えそうだ。

※コレクション概要/プリント34,753枚、ネガフィルム約 100,000枚、ポジフィルム約50,000枚、さらに書籍・写真集、カメラ機材や、交流のあった他作家作品等を含み、公立美術館の有する個人コレクションとしては類を見ない質と量を誇る。

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石元泰博展示室オープン記念
石元泰博写真展 この素晴らしき世界

会期:2014年10月12日(日)~2015年4月5日(日)
1期/10月12日(日)~12月7日(日)
2期/12月9日(火)~2月8日(日)
3期/2月10日(火)~4月5日(日)

12月8日(月)、2月9日(月)は展示替のため閉室、12月27日(土)~1月1日(木)は年末年始休館
会場:高知県立美術館 2階 石元泰博展示室
開室時間;9:00~17:00(入場は16:30まで)
観覧料:一般360(280)円・大学生250(200)円・高校生以下無料
主催:高知県立美術館
お問合せ:高知県立美術館 高知市高須353-2 tel:088-866-8000 fax:088-866-8008

高知県立美術館

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