「うぎゃーーー」「どりゃ」「ブスリ」「うあ”ーーー」「バシャ」・・・
漫画のコマの隅だったり、ページのど真ん中だったり、激しいフォントとデカいサイズで書かれた擬態語というか、感動詞というか、そういう言葉が、ど派手なフォントで目の前を飛び交う。そんな寸劇を観た。
高知県須崎市で開かれている「現代地方譚2 アーティスト・イン・レジデンス 須崎」
10月11日に須崎市立市民体育館であったオープニングパフォーマンスで、その寸劇は披露された。
「嶋尾パルピーちゃん with コッティ君」。真剣なのかふざけているのかまったく読めない名前のこのユニットは、高知市北秦泉寺にあるカフェ「じんぜんじゅ」のオーナーで、役者としても活躍する下尾仁を中心に3人で結成された。
寸劇のタイトルは、「Happy Birthday 姐さん」。これもまた意味がよく分からない。
ストーリーは、ヤクザの姐さんと組員が・・・あー、もう説明することに何の意味もないので、省略。
ちなみに意味が分からないと言えば、「嶋尾・・・」の次にパフォーマンスを披露した「山/完全版」も、まったく理解出来なかったので、パフォーマンスに、意味を追い求めること自体、ナンセンスなのかもしれない。
二つのパフォーマンスとも、贅沢にも11日の1回こっきりの上演。もう二度と生で観ることは出来ないとてもとても貴重なパフォーマンスなのだ。
どひゃーんと腰を抜かし、ぽかーんと口を開けたまま二の句が継げなくなる笑劇的な観劇体験を、この動画でぜひ味わってもらいたい。
あ、ちなみに動画は、冒頭から激しい台詞ラッシュなので、音量には十分にご注意下さい。